映画『あのこは貴族』や『グッド・ストライプス』などを手がけ、女性の生き方や人間関係を繊細に描き出す映画監督・脚本家の岨手由貴子さん。
珍しい名字の読み方や、どのような道のりを経て映画監督になったのか気になっている方も多いのではないでしょうか。また、外科医の父親をはじめとする実家の家族構成や、映像関係の仕事に携わる夫、2人のお子さんとの金沢での暮らしぶりにも関心が集まっています。
この記事では、岨手由貴子さんの読み方や学歴・経歴をはじめ、父母・兄弟といった実家の家族構成、夫や子供との暮らし、金沢へ移住した理由まで分かりやすく解説します。
岨手由貴子の読み方とプロフィールまとめ
岨手由貴子さんの名前の読み方は「そで ゆきこ」です。
「岨手(そで)」という名字は全国的にも珍しいため、初めて目にした際に読み方に迷う方も少なくありません。
公開されている主なプロフィールは以下の通りです。
- 氏名:岨手 由貴子(そで ゆきこ)
- 生年:1983年
- 出身地:長野県長野市
- 職業:映画監督、脚本家
- 出身大学:明治学院大学 経済学部経済学科
- 現在の生活拠点:石川県金沢市
長野県長野市で生まれ育ち、大学進学に合わせて上京しました。その後、商業映画の監督として実績を重ね、2017年からは生活の拠点を石川県金沢市へ移して活動を続けています。
岨手由貴子の学歴:高校中退から大検を経て大学へ進学
岨手由貴子さんは高校1年生の途中で学校を離れ、大検(大学入学資格検定)を取得して明治学院大学へ進学しました。
雑誌『AERA』の人物ルポルタージュ「現代の肖像」によると、高校1年生の途中から教室で過ごすことに強い違和感を覚え、通学をやめる決断をしたと明かされています。
高校から離れていた時期は、地元・長野市内の映画館に通い詰める日々を送っていました。
- 『バッファロー’66』
- ウォン・カーウァイ監督の作品
こうしたミニシアター系映画を日常的に鑑賞し、友人たちと感想を語り合うなかで、「自分自身も何かを表現したい」という創作への意欲が芽生えていきました。
青春18きっぷを使って全国を旅するなど自由な経験を重ねる一方、同世代が進路に向き合う姿に刺激を受け、自らも進学を決意します。1年間の猛勉強の末に大検を取得し、明治学院大学経済学部経済学科へ進学を果たしました。
岨手由貴子の経歴:自主映画から商業映画デビューへの歩み
大学在学中に映画制作を本格化させた岨手さんは、映画祭での受賞をきっかけに商業映画の世界へステップアップしました。
大学生活と並行して「ENBUゼミナール」の映画監督コースで学び、実践的な制作技術を身につけていきます。これまでの主な歩みは以下の通りです。
- 2004年(短編映画『コスプレイヤー』):水戸短編映像祭や「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2005」に入選。
- 2008年(長編映画『マイム マイム』):ぴあフィルムフェスティバルにて準グランプリとエンタテインメント賞をダブル受賞。
- 2009年:文化庁の若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に選出され、短編『アンダーウェア・アフェア』を監督。
- 2015年(長編映画『グッド・ストライプス』):本格的な商業映画デビューを果たす。結婚を控えた男女の心情をリアルに描き、新藤兼人賞金賞やTAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞。
- 2021年(映画『あのこは貴族』):山内マリコさんの同名小説を映画化。異なる境遇を生きる女性たちの姿を多面的に描き、高い評価を獲得。
自主映画の現場で地道に積み重ねた表現力が高く評価され、着実にキャリアを築いてきました。
岨手由貴子の実家の家族構成:父親・母親・兄弟
岨手由貴子さんの実家は、外科医の父親、元保健師の母親、そして兄と弟がいる5人家族です。
3人きょうだいの長女(真ん中)として育ち、幼少期から高い自立心を発揮していました。
父親は外科医で金沢大学の出身
父親の善久(よしひさ)さんは、病院に勤務する外科医です。 出身大学が金沢大学であると報じられており、岨手さん一家にとって石川県・金沢の地は以前から縁のある場所でした。なお、現在勤務している病院などの詳細な情報は公表されていません。
母親は元保健師で石川県能登地方の出身
母親の京子さんは、元保健師で結婚後は専業主婦として家庭を支えてきました。実家が石川県能登地方にあり、父親同様に北陸との深いつながりを持っています。
母親へのインタビューでは、岨手さんの幼少期の行動力を示すエピソードが語られています。 4歳のころ、「補助輪なしで自転車に乗りたい」と思い立つと、朝5時に一人で公園へ出かけて練習を重ね、乗れるようになると今度は弟を荷台に乗せて友人の家まで出かけていたそうです。幼いころから自分で決めたことをやり切る芯の強さを持っていたことがうかがえます。
兄弟は2歳年上の兄と弟
岨手さんには2歳年上の兄と弟がいます。 幼少期のエピソードからも弟との仲の良さが伝わりますが、一般の方であるため、兄や弟の職業や現在の生活については詳細な情報は公開されていません。
岨手由貴子の夫や子供は?金沢移住の背景
岨手由貴子さんは広告映像制作に携わる夫・中島雄介さんと結婚し、2人の子供に恵まれています。現在は育児と仕事を両立させるため、一家で石川県金沢市に暮らしています。
夫は中島雄介さん!仕事と育児を支え合うパートナーシップ
夫の中島雄介さんは富山県出身で、広告関連の映像制作会社などに勤務していた経歴を持ちます。
映画制作は撮影期間中に長期間家を空けることも多く、家庭内での連携が欠かせません。映画『あのこは貴族』の撮影で約3カ月間東京に滞在した際には、金沢の自宅で夫が一人で子供たちの生活を回せるよう、家事や育児の手順をまとめた詳細なマニュアルを作成して共有したというエピソードもあります。お互いの仕事を尊重し、柔軟に役割を分担しながら生活を支え合っています。
子供は2人!2015年と2020年に出産
岨手さんには現在2人のお子さんがいます。
- 2015年1月:第1子(長男)を出産。『グッド・ストライプス』の劇場公開直前という多忙な時期での出産でした。
- 2020年秋ごろ:第2子を出産。
フリーランスという立場から長男出産後は保育園探しに苦労し、一時は「母親になったこと」を理由に仕事の依頼が遠のく悔しさも味わったといいます。プライベートを守るため、子供たちの名前や顔写真、通っている学校などは公表されていません。
2017年に石川県金沢市へ移住した理由
一家が2017年に東京から金沢へ拠点を移したのは、「無理のない子育て環境」と「映画監督としてのキャリア継続」を両立させるためでした。
東京では待機児童問題などもあり、思うように育児と仕事のバランスが取れずにいた岨手さん。そこで、夫の実家がある富山県に近く、自身の母親の実家や父親の出身大学とも縁が深い金沢への移住を決意しました。
親族の協力を得やすい環境を整えたことで、撮影時は東京へ長期滞在し、普段は金沢で家族と穏やかに暮らすという現在のスタイルが確立されました。地方での暮らしを通じて得られる生活者としての等身大の感覚が、人間味あふれる作品づくりにも生かされています。
岨手由貴子の読み方・経歴・家族構成まとめ
- 読み方と基本情報:名前は「そで ゆきこ」と読み、長野県出身の映画監督・脚本家です。
- 学歴と経歴:高校中退後に映画の魅力に触れ、大検を取得して明治学院大学へ進学。ENBUゼミナールを経て映画制作を始め、『グッド・ストライプス』で商業映画デビューを果たし、『あのこは貴族』などで高い評価を獲得しました。
- 実家の家族構成:外科医の父親、元保健師の母親、2歳年上の兄と弟の5人家族で、幼少期から高い自立心を発揮していました。
- 現在の家族と金沢移住:夫は映像制作に携わる中島雄介さんで、2人の子供に恵まれています。仕事と育児を両立させるため、2017年に縁のある石川県金沢市へ移住し、家族で協力しながら制作活動を続けています。
自身の意志で進路を切り拓き、家族とともに納得できる暮らし方を築きながら作品を世に送り出す岨手由貴子さん。生活者としての確かな視点から、今後どのような映画が生み出されるのか期待が高まります。


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