「草戸山って低山だし、熊なんて出ないよね?」——そう思いながらも、ニュースで熊の話題を見ると少し不安になりますよね。
結論から言うと、草戸山付近では2023年10月に目撃情報が公式記録されており、周辺の八王子市側でも2025年1月に目撃報告があります。低山だから安心とは言い切れません。
本記事は2026年1月25日時点で確認できる公式公開情報を優先して整理しています。東京都・町田市・相模原市・神奈川県の一次情報をもとに、最新状況と対策をまとめました。
この記事でわかること
- 草戸山付近で熊は出るのか(公式情報の読み解き方)
- 城山湖・高尾山・大垂水峠を含めた最新の確認先
- 低山ハイク向けの具体的対策と目撃時の通報先
観光の散策には、熊よけ鈴があると安心です
草戸山に熊は出る?結論と「安全」の考え方
草戸山付近での熊の目撃情報は、公式資料上で確認できます。
東京都環境局が公開している「ツキノワグマ目撃等情報一覧(令和5年度)」には、2023年10月18日に「町田市 草戸山付近(境川源流付近)」という記載があります。確度は「中」とされていますが、目撃等の報告として記録されています。
一方、町田市の公式ページ「野生鳥獣と安全」(2025年11月21日更新)では、ツキノワグマについて「2023年10月に目撃情報があったが、その後市内での目撃情報はありません」と整理されています。
つまり、町田市のページ上では2023年10月以降の追加記載は確認できない状況です。ただし、「目撃情報がない=安全確定」ではありません。熊は尾根筋や沢筋を伝って広域を移動するため、報告が少ない時期でも基本的な対策は欠かせません。
【補足】東京都の一覧は「参考情報」として読む
東京都の目撃等情報一覧には「ツキノワグマらしき動物(他の獣の可能性を含む)」が含まれ、確度も参考値とされています。記載があるから確定、ないから安全という単純な判断は避けましょう。
最新の目撃・注意喚起まとめ(2025年1月〜2026年1月)
草戸山は町田市・八王子市・相模原市の市境に位置するため、複数の自治体の情報を確認する必要があります。ここでは各エリアの公式情報を整理します。
草戸山(町田市側)の公式整理
町田市「野生鳥獣と安全」ページによると、ツキノワグマについては2023年10月の目撃情報以降、市内での追加報告はないと整理されています。
同ページでは、都内の詳しい情報は東京都環境局(TOKYOくまっぷ等)を参照するよう案内されており、町田市単独ではなく広域での確認が推奨されています。
城山湖周辺〜相模原市(緑区)の公式注意喚起
相模原市「クマに注意」ページでは、山間部への注意喚起が続いています。具体的には以下の対策が挙げられています。
- 熊鈴・ラジオ・笛など音の出るものを携帯する
- 会話をしながら歩き、存在を知らせる
- 単独行動を避ける
- 早朝・夕方の入山を控える
また、2025年2月1日には相模原市緑区鳥屋(早戸川林道)でツキノワグマによる人身被害が発生しています(神奈川県【令和6年度】目撃等情報)。草戸山から直線距離で約15kmほど離れていますが、同じ相模原市緑区の山域であり、対策の重要性を示す事例といえます。
高尾山・大垂水峠付近(東京都側)の確認先
東京都環境局「都内での目撃等」ページでは、目撃情報を地図上で確認できる「TOKYOくまっぷ」が案内されています。WEB版はメンテナンス中のため、モバイル版の利用が推奨されています。
このマップによると、2025年1月25日14時に「八王子市南浅川町」で目撃情報(確度:低)が記録されています。草戸山そのものの目撃とは断定できませんが、高尾〜城山湖周辺の山域(八王子市側)でも目撃報告があることを示しています。
【ポイント】複数の自治体情報を確認する
草戸山は3市の境界にあるため、町田市だけでなく東京都・相模原市・神奈川県の情報も確認すると、より正確な状況把握ができます。
登山前に確認したい公式情報と確認方法
入山前に最新情報を自分で確認できると、安心感が違います。ここでは迷わずチェックできる手順を整理します。
東京都側(高尾・大垂水方面)の確認手順
東京都環境局の「都内での目撃等」ページにアクセスし、「TOKYOくまっぷ」のモバイル版を開きます。地図上で高尾〜裏高尾〜大垂水付近にピンが立っていないか確認してください。
WEB版は2026年1月時点でメンテナンス中のため、スマートフォンからモバイル版を利用するのがおすすめです。
神奈川県側(城山湖・相模原方面)の確認手順
神奈川県「ツキノワグマ情報について」ページから、年度ごとの速報PDFを確認できます。相模原市緑区周辺に新しい記載がないかチェックしましょう。
なお、神奈川県の資料にも「クマらしき動物の目撃等情報を含む」と明記されています。確定情報ではなく傾向把握の材料として読むのがポイントです。
現地掲示を最優先する
登山口や林道入口に注意看板が出ている場合は、その内容を最優先してください。看板には最新の注意事項や地元の通報先が記載されていることが多く、ネット情報より新しい場合があります。
東京都環境局では熊に関するチラシ・ポスターも用意されており、ダウンロードできる導線があります。事前に目を通しておくと、現地で慌てずに済みます。
【確認の流れまとめ】
①TOKYOくまっぷ(モバイル版)で都側をチェック
②神奈川県の速報PDFで県側をチェック
③現地の看板・掲示を最優先
なぜ低山・観光地でも油断できないのか
「低山だから大丈夫」とは言い切れない理由があります。熊の行動範囲や目撃情報の性質を知っておくと、対策の必要性が納得しやすくなります。
目撃等情報の「確度」とは
東京都の目撃等情報一覧には、各報告に「確度」が付けられています。これは「熊である確かさ」を示す参考値であり、「低」であっても記録として残されています。
つまり、一覧に載っているから確定、載っていないから安全という単純な判断はできません。傾向を把握するための材料として活用するのが適切です。
熊は広い範囲を移動する
ツキノワグマは尾根筋や沢筋を伝って、一日に数キロから十数キロ移動することがあります。草戸山は標高364mの低山ですが、周囲には高尾山系や城山湖、丹沢山地へとつながる山並みが広がっています。
目撃情報が少ない時期でも、隣接エリアから移動してくる可能性は否定できません。実際、2025年1月には八王子市南浅川町で目撃報告があり、高尾〜城山湖周辺の山域でも記録されています。
草戸山周辺の傾向をどう読むか
公式情報から確認できる範囲では、草戸山付近の目撃記録は2023年10月の1件です。その後、町田市ページ上での追加記載は確認できていません。
ただし、これは「出ていない」ではなく「報告が上がっていない」という意味です。相模原市や東京都側では注意喚起が継続しており、「近いから無関係」とは言い切れません。低山でも基本的な対策と時間帯の配慮はしておきたいところです。
具体的な対策と、目撃時の通報先
対策は「熊に出会わない工夫」と「出会ったときの行動」の両面で考えます。草戸山・城山湖・高尾エリア向けに整理しました。
装備と行動のポイント
相模原市の注意喚起では、以下の対策が挙げられています。
- 音の出るものを携帯する:熊鈴・ラジオ・笛など。自分の存在を知らせる
- 会話をしながら歩く:複数人で声を出すことで熊に気づいてもらう
- 単独行動を避ける:できれば2人以上で入山する
- 早朝・夕方の入山を控える:熊の活動が活発な時間帯を避ける
熊鈴は多くの登山者が利用していますが、沢の音や風が強い場所では聞こえにくいこともあります。見通しの悪いカーブや茂みの手前では、声を出したり手を叩いたりして存在を知らせると安心です。
ラジオは公式でも例示されることがありますが、他の登山者への配慮として音量は控えめに。人が少ない区間だけ使うなど、状況に応じた判断がおすすめです。
【草戸山特有の注意点】
草戸山は城山湖周辺から高尾方面へ縦走するルートの一部としても歩かれます。尾根道は見通しが良い場所もありますが、樹林帯や沢筋では音が届きにくくなります。ルート全体で気を抜かず、音出し対策を続けましょう。
熊を目撃したときの行動
万が一、熊を見かけた場合は以下の手順で対応してください。
- まず安全を確保する:慌てて走らない。背中を見せずにゆっくり後退する
- 刺激しない:大声を出したり物を投げたりしない
- 距離を詰めない:写真撮影などで近づくのは厳禁
- 安全な場所まで離れてから通報:下記の連絡先へ
通報先一覧
緊急時(危険が差し迫っている・人身被害が発生した場合)は110番または119番へ。
町田市(草戸山の町田側)
- 町田市 環境共生課(生活環境係):042-724-4391
- 町田警察署(代表):042-722-0110
相模原市(城山湖周辺〜緑区)
- 城山まちづくりセンター:042-783-8117
- 津久井まちづくりセンター:042-780-1403
- 相模湖まちづくりセンター:042-684-3240
- 藤野まちづくりセンター:042-687-2119
- 緑区役所 区政策課 鳥獣対策班:042-775-8852
- 津久井警察署:042-780-0110
高尾山・大垂水峠方面(東京都側)
- 高尾警察署(代表):042-665-0110
現地の看板に通報先が記載されている場合は、そちらを優先してください。
よくある質問(FAQ)
- 草戸山で熊に遭遇した記録はありますか?
-
東京都の「令和5年度東京都ツキノワグマ目撃等情報一覧」に、2023年10月18日「町田市 草戸山付近(境川源流付近)」の記載があります。確度は「中」とされていますが、公式資料上で確認できる目撃等の報告です。
- 2024年〜2025年に草戸山で新たな目撃情報はありますか?
-
町田市「野生鳥獣と安全」ページでは、2023年10月以降の市内での目撃情報は記載されていません。ただし、2025年1月には八王子市南浅川町(高尾〜城山湖周辺)で目撃報告があり、周辺山域への注意は必要です。
- 熊鈴は必要ですか?
-
相模原市の注意喚起では、熊鈴・ラジオ・笛など音の出るものの携帯が推奨されています。草戸山は低山ですが、樹林帯や沢筋では音が届きにくいため、持っておくと安心です。見通しの悪い場所では声出しも併用しましょう。
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- 草戸山の熊対策で特に気をつけることは?
-
草戸山は城山湖から高尾方面への縦走ルートの一部でもあり、尾根道と樹林帯が混在します。見通しの良い場所でも油断せず、音出し対策を継続することが大切です。また、早朝・夕方の入山は避け、複数人での行動が推奨されています。
まとめ
草戸山は標高364mの低山ですが、周辺では熊の目撃情報や注意喚起が出ています。「低山だから大丈夫」と油断せず、基本的な対策を心がけましょう。
この記事のポイント
- 草戸山付近では2023年10月に目撃情報が公式記録されている(東京都の一覧)
- 町田市ページでは2023年10月以降の追加記載は確認できないが、「報告なし=安全確定」ではない
- 2025年1月には八王子市南浅川町(高尾〜城山湖周辺)でも目撃報告あり
- 入山前はTOKYOくまっぷ(モバイル版)と神奈川県の速報PDFで最新情報を確認
- 熊鈴・声出し・複数行動・早朝夕方回避が基本対策。現地看板の指示を最優先
最も大切なのは、入山前に公式情報を確認し、現地の掲示に従うことです。楽しい山歩きのために、備えをしっかり整えてから出かけましょう。
主要出典
- 高尾山の熊出没・目撃情報まとめ|安全度と対策を解説
- 景信山の熊出没・目撃情報まとめ|安全度と対策を解説
- 小仏城山の熊出没・目撃情報まとめ|安全度と対策を解説
- 奥多摩湖の熊出没・目撃情報まとめ|安全度と対策を解説
- 御岳山に熊は出る?周辺の出没・目撃情報と対策まとめ
※本記事は2026年1月25日時点の公式発表・報道をもとに作成しています。最新の状況は、必ず自治体などの公式情報もあわせてご確認ください。


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