自主映画として誕生した『レンタル家族』が、いま静かな熱狂を生んでいます。 制作費わずか約400万円、撮影期間はたった10日間。 そんな低予算作品が映画祭でグランプリを獲得し、ミニシアターでは連日満席。 そして2026年7月、ついに全国公開にまで到達しました。
この異例のヒットを生み出したのが、映画監督上坂龍之介さんです。 「一体どんな経歴の人物なのか」「学歴や出身地は?」「結婚していて妻や家族は?」 そんな疑問を持つ人が急増しています。
この記事でわかること
- 上坂龍之介さんの出身地・生年月日・学歴
- 映画監督になるまでの意外な回り道キャリア
- 妻との出会いから結婚に至ったドラマチックな経緯
- 子供を含めた家族構成と映画への想い
上坂龍之介はどんな人物?出身地と学歴を解説
兵庫県出身、映画好きの父親の影響を受けて育った少年時代がすべての原点でした。
出身地は兵庫県加西市、生年月日は1995年1月30日
上坂龍之介さんは兵庫県加西市の出身です。 生年月日は1995年1月30日で、2026年時点で31歳になります。
映画好きの父親の影響でTSUTAYA通いが日課に
幼少期から映画に触れる環境で育った上坂さん。 きっかけは、映画好きだった父親の存在でした。
父の影響で海外映画を見るようになり、子どもの頃はTSUTAYAで旧作DVDを借りるのが日課だったといいます。 まさに「映画漬け」の少年時代だったわけです。
転機は『ラスト サムライ』、日本人俳優の姿に心を動かされる
大きな転機になったのが、2003年公開の映画『ラスト サムライ』でした。
それまで海外映画ばかり見ていた上坂さんは、この作品で渡辺謙さんの姿を目にします。 「日本人でも海外映画に出られるんだ」――。 この気づきが、映画業界を志すきっかけになりました。
18歳で上京、映画を学べる大学へ進学
高校卒業後、上坂さんは映画を学べる大学へ進学するため18歳で上京します。 大学では映画理論を学びながら、音楽番組のアルバイトも経験。 まさに座学と現場、両方の経験を積んでいた時期です。
そして大学時代、短編映画の授業で温めた企画こそ、後の『レンタル家族』につながるものでした。 当時は完成に至りませんでしたが、この企画を約10年間温め続けることになります。
映画監督への道のり|遠回りしたキャリアの全貌
夢を一度は脇に置きながらも、家族との別れをきっかけに再び映画へ向き合った経歴です。
大学卒業後はテレビ制作会社でAD経験
大学卒業後、上坂さんはテレビ制作会社に入社。 バラエティー番組やスポーツ中継の現場で、約1年間ADとして勤務しました。
映画理論だけでなく、実際の映像制作現場も経験したことが、後の監督業に活きているようです。
オーストラリア留学を計画するも、わずか3か月で帰国
その後、上坂さんは海外挑戦を決意。 当時交際していた女性――現在の妻とともに、オーストラリア・シドニーへの留学を計画します。
しかし現地に渡ってからわずか約3か月で、妊娠が判明。 予定していた留学を切り上げ、日本へ帰国することになりました。
2018年、映像制作会社「KOHSAKA Pro」を設立
帰国後、上坂さんは映画監督の夢をいったん脇に置き、生活のために仕事へ力を注ぎます。
そして2018年、映像制作会社「KOHSAKA Pro」を設立して独立。 映像制作の仕事を続けながら、家庭を支える日々が始まりました。
祖父の死がもたらした「後悔」が、再挑戦のきっかけに
再び映画監督を目指す転機は、思いがけない形で訪れます。
2022年7月、上坂さんの父方の祖父が亡くなりました。 地元へ戻り、祖父と対面したとき、強い後悔がこみ上げてきたといいます。
「祖父に映画を見せられなかった」――。 18歳で映画を学ぶために上京したにもかかわらず、仕事や家庭を理由に、いつしか夢から遠ざかっていたことに気づいたのです。
この経験が、上坂さんを再び映画監督への道へと向かわせました。 そして選んだのが、大学時代から温め続けていた企画『レンタル家族』でした。
自主映画『レンタル家族』はいかにして全国公開作品になったのか
制作費約400万円、撮影期間10日間という限られた条件から生まれたヒット作です。
制作費は総額約600万円、仲間との自主制作
チラシやホームページ制作、映画祭出品まで含めると、総額は約600万円にのぼったといいます。
それでも、大学時代からの知人などすでにチームワークができていた仲間たちと共に、作品を完成させました。
中之島映画祭でグランプリ、K’s cinemaでは連日満席
2025年、第23回中之島映画祭では観客投票によるグランプリを受賞。
さらに同年12月、新宿・K’s cinemaでの1週間限定上映では、連日満席となる反響を呼びました。
2026年7月31日、ついに全国公開へ
そして2026年7月31日から本公開がスタート。 上映館は全国へと拡大していきました。
自主制作映画から全国公開へとつながった経歴こそ、いま上坂さんが大きな注目を集めている理由です。
上坂龍之介の妻や家族構成を調査
2018年に結婚した上坂さん。 妻や子供との歩みも、作品づくりと深く結びついています。
妻とはオーストラリア留学を共に計画した仲
上坂さんの妻は一般の方とみられ、詳しいプロフィールや氏名は公表されていません。
ただし上坂さん自身のインタビューによると、映画監督を目指していた時期に交際していた女性とともにオーストラリア留学を計画し、その女性が現在の妻であることを明かしています。
留学先での妊娠発覚をきっかけに帰国するなど、人生の大きな転機を共に乗り越えてきたパートナーといえるでしょう。
子供は2人、2026年時点で4人家族
子供については、2019年に第1子、2023年に第2子が誕生しています。
そのため2026年時点では、妻と2人の子供を含む4人家族と考えられます。
祖母の涙、映画に込められた家族の名前
上坂さんにとって家族は、映画監督としての人生と切り離せない存在です。
『レンタル家族』を制作するきっかけとなったのも、祖父の死を通して感じた家族への思いでした。
中之島映画祭には両親や祖母、叔父叔母など多くの親族が来場。 舞台挨拶では祖母が涙を流す姿を見て、「作ってよかった」と感じたと語っています。
さらに作品内では、登場人物の名前に実際の家族の名前を取り入れています。 主人公の父親の名前は亡くなった祖父から、母親の名前は祖母から。 まさに、上坂さん自身の人生がそのまま作品に投影されているのです。
まとめ|家族への想いが生んだ異例のヒット作
兵庫県加西市出身の上坂龍之介さんは、映画好きの父の影響と『ラスト サムライ』との出会いから、映画監督を志しました。
テレビ制作会社でのAD経験、オーストラリア留学からの急な帰国、そして映像制作会社の設立と、決して平坦ではないキャリアを歩んできました。
その道のりの中で祖父の死という出来事に直面し、再び夢へと向き合ったことが、『レンタル家族』誕生の原動力になっています。
妻や子供たちとの家庭生活、そして祖母や両親といった親族との絆――。 上坂さんが描いた「家族」というテーマは、監督自身の実人生そのものだったのかもしれません。
全国公開が始まったばかりの『レンタル家族』。 今後、上坂さんがどんな作品を世に送り出していくのか、引き続き注目したいところです。


コメント