実力派俳優として数々の映画やドラマで存在感を放つ柄本佑さん。父・柄本明さん、母・角替和枝さんという芸能一家に育ち、どのような学生時代を過ごしてきたのか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、柄本佑さんの学歴は私立和光中学校、私立和光高等学校を経て、早稲田大学芸術学校(空間映像科)へ進学しています。
中高時代を自由な校風で過ごしながら年間約250本もの映画を鑑賞し、もともとは「映画監督」を目指して映像制作を本格的に学んでいました。この記事では、出身校ごとの詳しい歩みやデビューのきっかけ、学生時代のユニークなエピソードを整理してご紹介します。
出身中学:和光中学校(個性的なスタイルと映画への目覚め)
柄本佑さんの出身中学校は、東京都町田市にある私立の和光中学校です。自由な校風と制服のない環境のなかで、独自の感性を育んでいきました。
下駄履き登校など個性あふれるファッション
中学時代の柄本佑さんは、周囲とは一線を画す独自のファッションを楽しんでいました。
- 母親の角替和枝さんの勧めもあり、茶髪に染めたりピアスの穴を開けたりしていた
- 憧れていた俳優・殿山泰司さんの影響を受け、白Tシャツにキャップ、下駄を履いて登校していた
- ジーンズのポケットには常に文庫本を忍ばせていた
現在も下駄を愛用している柄本さんですが、その原点はすでに中学生の頃に形作られていました。
目指していたのは俳優ではなく「映画監督」
小学生時代に家族で観た『座頭市』に衝撃を受けて以来、柄本さんが憧れていたのは「映画を撮る側の仕事(映画監督)」でした。
中学時代も映画館へ足繁く通い、相米慎二監督、増村保造監督、木下恵介監督などの名作に熱中。単に楽しむだけでなく、演出や映像表現の細部まで熱心に見つめる映画少年でした。
中学3年生で映画『美しい夏キリシマ』のオーディションに合格
人生の転機となったのは中学3年生のときです。裏方の仕事を志望していたものの、母親のマネージャーからの勧めで映画『美しい夏キリシマ』のオーディションに挑戦。見事に主人公・日高康夫役に抜擢され、俳優としてのキャリアをスタートさせるきっかけをつかみました。
出身高校:和光高等学校(年間250本鑑賞と華々しい俳優デビュー)
中学校を卒業後、内部進学により私立の和光高等学校へ進学しました。高校生になると本格的に俳優活動が始まり、映画への情熱もさらに深まっていきます。
高校1年生でスクリーンデビューし新人賞を総なめ
高校1年生だった2003年、主演作である映画『美しい夏キリシマ』(黒木和雄監督)が劇場公開されました。
戦争の記憶を抱える多感な少年役を繊細に演じ切り、映画界から絶賛を受けます。
- 第77回 キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞
- 第13回 日本映画批評家大賞 新人賞
高校生にして名だたる映画賞を受賞し、役者としての類まれな才能を世に知らしめました。
年間約250本を鑑賞しノートに記録
高校時代も映画への熱量は衰えず、中学・高校を通して年間約250本もの作品を鑑賞していました。
- 土曜日は朝から劇場へ足を運び、1日に3〜4本はしごする
- 池袋の映画館でオールナイト上映に通い詰める
- 鑑賞したすべての映画をノートに記録・分析する
こうした膨大なインプットと分析の積み重ねが、現在変幻自在に演じ分ける確かな演技力の土台になっています。
部活やダンスに挑戦した意外な一面
映画漬けの毎日を送る一方、高校デビューを意識してストリートダンスやバスケットボール部にも挑戦しています。しかし、周囲の空気になじめずバスケ部は半年ほどで退部するなど、無理に周囲へ合わせるよりも自分の世界を貫く学生生活を選択しました。
出身大学:早稲田大学芸術学校(空間映像科で学んだ映画制作)
高校卒業後の2005年4月、柄本佑さんは早稲田大学芸術学校 空間映像科へ進学しました。
一般的な4年制大学ではなく、専門的な知識と技術を習得するための教育機関を選んだ背景には、「映画監督になりたい」という強い想いがありました。
役者と並行して「作る側の視点」を習得
大学進学後も、若松孝二監督の『十七歳の風景〜少年は何を見たか』をはじめとする映画に出演し、学業と撮影を両立させました。
現場で演じながら学校で映像制作の裏側(監督・撮影・照明・編集)を体系的に学んだことで、「作品全体を俯瞰する作り手の視点」が養われました。
卒業制作から自主映画監督へ
在学中の学びは卒業制作の短編自主映画づくりへと結実します。その後も映画監督としての創作を続け、のちに短編連作集『ippo』を手がけるなど、監督業のルーツもこの学校で培われました。
また在籍中の2008年には、弟の柄本時生さんと演劇ユニット「ET×2」を結成し、小劇場での舞台公演にも精力的に挑戦しています。
まとめ:柄本佑の学歴と学生時代一覧
柄本佑さんの学歴とエピソードをまとめると以下の通りです。
- 中学校(和光中学校):下駄履き通学など独自のスタイルを貫く。映画監督を志すなか、中3で『美しい夏キリシマ』の主演オーディションに合格。
- 高等学校(和光高等学校):高校1年生で映画デビューしキネマ旬報新人男優賞を受賞。年間約250本の映画を観てノートに記録・研究する日々を過ごす。
- 大学(早稲田大学芸術学校 空間映像科):映像制作の専門技術を学び、卒業制作で短編映画を制作。俳優業と並行して「映画の作り手」としての基礎を確立。
俳優として第一線を走り続けながら、監督として映画制作も手がける柄本佑さん。その唯一無二の表現力は、学生時代から一貫して映画と真摯に向き合い、鑑賞と制作の両面から作品を追求し続けた時間によって磨かれたものといえます。


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