現役弁護士とお笑い芸人という異色の二刀流で注目を集めるこたけ正義感さん。
法律知識を活かしたフリップ芸や鋭い漫談で人気を博していますが、その背景にはどのような学生時代があったのでしょうか。
結論からお伝えすると、こたけ正義感さんの最終学歴は立命館大学法科大学院修了です。京都府立山城高校から香川大学法学部へ進み、ロースクールを経て司法試験に一発合格を果たしました。一方で、小学生の頃から漫才を作るなど、お笑いへの情熱を一貫して持ち続けていた一面もあります。
本記事では、小学校から大学院までの学歴と、司法試験合格に至るまでのエピソードを分かりやすく整理してご紹介します。
こたけ正義感の出身小学校・中学校
こたけ正義感さんの出身小学校および中学校について、具体的な正式名称は公式発表されていません。
ネット上では京都市立二条城北小学校や京都市立二条中学校などの名前が挙げられることもありますが、公式にプロフィールとして発表されたものではないようです。本人はインタビュー等で、公立小学校の出身であることや、中学校が二条城の近くにあったことを明かしています。
小学生時代:コナンに憧れて「少年探偵団」を結成
小学生時代のこたけさんは、人気漫画『名探偵コナン』に夢中な好奇心旺盛な少年でした。
- 少年探偵団を結成:革の手帳や虫眼鏡を携帯し、街で見かけた迷い犬のポスターを手がかりに仲間と捜索活動を実施
- お笑いへの目覚め:小学1年生で人を笑わせる快感を覚え、小学3年生のときには友人3人でトリオを組んで自作の漫才を披露
幼少期からすでに、現在の「論理的な探究心」と「人を笑わせたいサービス精神」の双方が芽生えていたことがうかがえます。
中学校時代:母親の「屁理屈」のひと言から弁護士を意識
中学生になってもFUJIWARA、チュートリアル、麒麟などに熱中し、M-1グランプリの翌日には友人とネタの構成を何時間も語り合うほどお笑いが生活の中心にありました。
転機が訪れたのは中学3年生の頃です。テレビドラマで活躍するかっこいい弁護士の姿に憧れ、難関資格に挑戦したいという意欲が芽生え始めました。
当時、納得いかないことがあると筋道を立てて自己主張を曲げない性格だったこたけさんに対し、母親が「そんなに屁理屈ばかり言うなら弁護士になれば?」と言い放ったそうです。この言葉が後押しとなり、弁護士という職業を現実的な進路として具体的に見据えるようになりました。
出身高校:京都府立山城高校でお笑いに熱中しつつ法曹の道へ
高校は、京都府京都市にある公立の進学校・京都府立山城高等学校へ進学しました。
高校時代は勉強に励む一方で、同級生を巻き込んだ本格的なお笑い活動にも打ち込んでいます。
校内で自主ライブを開催するほど熱狂した漫才活動
高校ではクラスメイトとお笑いコンビを組み、積極的なライブ活動を展開していました。
- 文化祭やスキー合宿の余興で漫才やコントを披露し、学内で高い評価を獲得
- 放課後に生徒を集め、自分たちで自主ライブを企画・開催
人前でネタを披露しウケる手応えを掴んだことで、一時は吉本興業の養成所(NSC)への入校を真剣に考えるほど芸人の道に傾倒していきます。
プロの厳しさを冷静に見極め、まずは司法試験を優先
芸人への強い憧れを抱きながらも、こたけさんは立ち止まって冷静に現実を分析しました。
「学校でウケているのは、周囲が身内だからではないか」 「プロの厳しい世界で本当に通用するのか」
客観的に実力を捉え直した結果、芸人の道を一旦保留し、中学時代からのもう一つの目標であった弁護士を目指して法学部へ進学することを決断しました。この冷静な選択が、将来の「弁護士芸人」という唯一無二のキャリアへの第一歩となります。
出身大学・大学院:香川大学から立命館大学法科大学院へ
高校卒業後は香川大学法学部へ進学し、その後立命館大学法科大学院(法務研究科)を修了。最初の挑戦で見事に新司法試験に一発合格を果たしました。
香川大学法学部時代:周囲との温度差を乗り越え猛勉強
国立の香川大学法学部に進学したこたけさんでしたが、入学直後に予期せぬギャップに直面します。
法学部であれば周囲も司法試験を目指していると思い込んでいたものの、実際には同級生で法曹志望の学生はごくわずかでした。地方の国立大学ゆえに試験対策の情報も限られており、学習環境を自分で整える必要がありました。
モチベーションの原点となったのは、入学直後の民法の講義で教授が語った「法律の勉強は大学からスタートするため、現時点では東大生とも同じスタートラインに立っている」という言葉です。
この言葉を信じたこたけさんは、バスケットボールサークルに所属しつつも、司法試験予備校の個別ブースに足繁く通い、ビデオ講義を活用しながら4年間ひたすら机に向かいました。
立命館大学法科大学院時代:「もぐら」と呼ばれるほどの極限生活
大学卒業後、さらなる学習環境を求めて立命館大学法科大学院(未修または既修コース)へ進学します。
同じ志を持つ仲間に囲まれた大学院時代は、本人曰く「もぐらのような生活」と称するほどの過酷な受験勉強に身を投じました。
- 徹底した勉強漬け:起床して勉強、学校へ行って勉強、帰宅後も勉強を徹底。食事と入浴以外のほぼ全時間を学習に投入
- 極限状態のエピソード:外に出る機会が極端に少なかったため、久しぶりに外で日光を浴びた際に眩しすぎて目が開けられなかった
- 不退転の決意:「虎になるまで勉強する」という覚悟を胸に、合格水準に達するまで自身を追い込んだ
2012年に弁護士登録、そして念願のお笑い界へ
過酷な努力が結実し、大学院修了後の最初の司法試験で見事一発合格を勝ち取りました。大阪の法務省掲示板で番号を見つけた際は信じられず、3回も往復して番号を確認したといいます。
司法修習を経て2012年に弁護士登録を完了。一般市民の民事・家事事件(交通事故、離婚、相続など)を幅広く扱う「街弁」として活動をスタートさせました。
法曹としての基盤を固めたこたけさんは、かつて諦めかけたお笑いの夢を再び追い始めます。
- 2016年:ワタナベコメディスクールに入学
- 2017年:プロ芸人としてデビュー
- 2019年:ピン芸人「こたけ正義感」へ転向
- 2023年:『R-1グランプリ』決勝進出
こたけ正義感の学歴・経歴年表まとめ
こたけ正義感さんの学歴と主な経歴の流れは以下の通りです。
- 小学校:京都市内の公立小学校(校名非公表)
- コナンに憧れて探偵団を結成、小3で漫才トリオを組む
- 中学校:京都市内の公立中学校(二条城付近・校名非公表)
- 母親の言葉を機に弁護士を意識し始める
- 高校:京都府立山城高等学校
- 学内で自主漫才ライブを開催。プロの厳しさを考え法曹を目指す
- 大学:香川大学法学部
- 教授の言葉に背中を押され、予備校ブースで司法試験の勉強に没頭
- 大学院:立命館大学法科大学院(法務研究科)
- 「もぐら生活」と語る猛勉強の末、司法試験に一発合格
- 合格後:
- 2012年:弁護士登録(街弁として活動)
- 2017年:芸人デビュー
- 2023年:『R-1グランプリ』決勝進出
学生時代に培った緻密な論理的思考力と、徹底的に自分を追い込める集中力があったからこそ、司法試験一発合格と賞レース決勝進出という前例のない二刀流キャリアが実現したといえます。


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