賤ヶ岳(滋賀県長浜市)は、リフトで気軽に登れて琵琶湖の絶景も楽しめる人気のハイキングスポットです。
ただ、「熊が出るって聞いたけど、本当に大丈夫?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、賤ヶ岳周辺では熊の目撃情報が公式に確認されています。リスクは「ゼロではない」前提で、基本的な対策をしておくのがおすすめです。
この記事では、長浜市や滋賀県の公式情報をもとに、賤ヶ岳の熊出没状況・注意すべきエリア・初心者でもできる具体的な対策をまとめました。当日の情報確認先や緊急連絡先も載せていますので、お出かけ前の参考にしてください。
この記事でわかること
- 賤ヶ岳で熊は実際に出ているのか(公式情報ベース)
- 注意すべきエリア(特に余呉湖側ルートの考え方)
- 初心者でもできる現実的な熊対策(時間帯・音・行動)
- 当日の最新情報の確認先と緊急連絡先
観光の散策には、熊よけ鈴があると安心です
山側へ足を伸ばす場合は、熊撃退スプレーの携帯も検討しておきましょう。
賤ヶ岳で熊は出る?【2025年の目撃情報】
まず気になるのは、「賤ヶ岳で本当に熊は出るのか?」という点ですよね。
結論として、賤ヶ岳周辺では熊の目撃情報が公式に確認されています。「絶対に出ない」とは言えないため、基本的な備えをしておくのが安心です。
最初に押さえておきたい3つのポイント
- 事実:賤ヶ岳周辺で熊目撃の公式情報あり(リスクはゼロではない)
- 場所:目撃されたのは「山頂付近〜余呉湖へ向かう林道」と明記
- 対策の軸:余呉湖側(山中・林道)ほど、対策を厚めにしておくと安心
公式配信で確認できる目撃情報
長浜市のメール配信サービス(バックナンバー)には、賤ヶ岳付近での熊目撃情報が掲載されています。
具体的には、「賤ヶ岳山頂付近から余呉湖へ向かう林道」での目撃が報告されており、登山ルートに関わるエリアであることが分かります。
また、長浜市内では2025年に入ってからも熊目撃の配信が続いており、季節を問わず注意が必要な状況です。お出かけ前には、最新の配信情報を確認しておくのがおすすめです。
目撃場所「山頂付近〜余呉湖側林道」とは
ここで大切なのは、賤ヶ岳「全域が危険」と決めつけないことです。
公式情報で名指しされているのは、「山頂付近から余呉湖へ向かう林道」というエリアになります。賤ヶ岳にはいくつかのルートがあり、たとえば「余呉湖畔散策コース」のように山頂から余呉湖側へ降りて余呉駅方面へつなぐコースも紹介されています。
こうした山中から湖畔へ抜ける動線は、歩く時間が長くなりやすく、人の密度も変わってきます。そのため、音出しや複数での行動、場合によっては引き返す判断がより大切になります。
「最新情報」の確認について
目撃情報は、まず長浜市のメール配信(バックナンバー含む)を確認するのが確実です。SNS等の情報は参考程度に留め、公式の一次情報で裏付けを取るようにしましょう。
滋賀県・湖北エリアの出没傾向
賤ヶ岳での目撃情報を見て、「このあたりは熊が多いエリアなの?」と気になった方もいるかもしれません。
結論として、賤ヶ岳のある湖北地域は、滋賀県内でも「主な生息域」に含まれるエリアです。地理的に見ても、熊がいて不思議ではない場所といえます。
湖北は「主な生息域」に含まれる
滋賀県が公表している資料では、県内の主な生息域として「湖北地域」が明記されています。賤ヶ岳は長浜市に位置しており、まさにこの湖北エリアの一部にあたります。
同じ資料の市町別一覧を見ると、2025年8月31日時点で長浜市は17件の目撃等が報告されています(滋賀県全体では61件)。県内の他の市町と比べても、一定の件数がある地域であることが分かります。
こうした背景を踏まえると、賤ヶ岳を訪れる際は「熊がいる可能性がある」という前提で準備しておくのが安心です。
県全体の推移を参考値として確認
もう少し広い視点で見てみると、環境省が公表している「出没情報(速報値)」から、滋賀県全体の直近5年間の推移を確認できます。
滋賀県の出没件数(環境省・速報値):
- 2021年度:55件
- 2022年度:52件
- 2023年度:92件
- 2024年度:178件
- 2025年度:91件
2024年度に大きく増加した後、2025年度はやや落ち着いていますが、それでも90件を超える水準です。年によって変動があるため、「今年は少ないから大丈夫」とは言い切れない点に注意が必要です。
速報値の見方について
環境省の速報値は、各都道府県からの聞き取りをもとにまとめたものです。取りまとめ方法が県ごとに異なるため、他県との単純な比較には向きません。あくまで「滋賀県内の傾向を把握する参考」として見ておくのがよいでしょう。
賤ヶ岳のルート別・注意すべきポイント
賤ヶ岳は標高421mの低山で、リフトを使えば山頂付近まで気軽にアクセスできます。ハイキングコースも整備されており、初心者にも人気のスポットです。
ただし、ルートによって熊への注意度は変わってきます。「全域が危険」というわけではありませんが、どのコースを歩くかで意識すべきポイントが異なります。
ルート別の注意度イメージ
公式情報で目撃が報告されたのは「山頂付近〜余呉湖へ向かう林道」でした。この点を踏まえて、ルート別の注意度をまとめると以下のようになります。
ルート別の注意度:
- リフト+山頂周辺(短時間):注意度「中」/人が多めになりやすく、短時間で楽しめる
- 登山道で山麓から山頂へ:注意度「中〜高」/歩く時間が長くなり、人が少ない区間もある
- 余呉湖側へ降りる・湖畔へ抜けるコース:注意度「高」/山中区間が長く、目撃報告があったエリアを通過する
リフトで山頂付近まで行って絶景を楽しむだけなら、比較的人も多く安心感があります。一方で、余呉湖側へ抜けるコースを選ぶ場合は、対策を厚めにしておくのがおすすめです。
余呉湖側ルートで意識したいこと
余呉湖側へ向かうルートは、山頂から湖畔まで山中を歩く区間が長くなります。賤ヶ岳リフトの案内でも「余呉湖畔散策コース」として紹介されていますが、このルートは目撃情報が出ているエリアと重なる可能性があります。
具体的に意識したいのは、以下の3点です。
余呉湖側ルートでの注意ポイント
- 音を出し続ける:熊鈴やラジオなどで、自分の存在を知らせながら歩く
- 複数人で行動する:単独行動は避け、できれば2人以上で歩く
- 引き返す判断を持っておく:糞や足跡を見つけたら、無理せず引き返す
「せっかく来たから」と無理に進むよりも、状況を見て柔軟に判断することが安全につながります。余呉湖側へ抜ける予定がある場合は、時間に余裕を持った計画を立てておきましょう。
初心者向け|賤ヶ岳での熊対策チェックリスト
ここからは、賤ヶ岳を訪れる際に押さえておきたい具体的な熊対策を紹介します。
基本となるのは「時間帯」「音」「複数行動」の3つです。長浜市の案内でも、これらが熊と遭遇しないための対策として挙げられています。特別な装備がなくても実践できることばかりなので、初心者の方もぜひチェックしてみてください。
装備・時間帯・歩き方のチェックリスト
お出かけ前に、以下の項目を確認しておくと安心です。
装備のチェック
- 熊鈴:歩きながら音が出るので便利。持っていない場合はラジオや笛でもOK
- 笛(ホイッスル):熊鈴と併用すると「音の二重化」ができて効果的
- 水・行動食:引き返し判断ができるよう、余裕を持った量を用意
時間帯のチェック
- 早朝・夕方〜夜間は避ける:熊が活動しやすい時間帯なので、日中を中心に計画する
- 余裕を持ったスケジュール:暗くなる前に下山できるよう、出発時間を調整
歩き方のチェック
- 単独行動は避ける:特に人が少ない区間では、複数人での行動がおすすめ
- 見通しのよい場所を選ぶ:やぶや暗い林は避け、開けた道を意識する
- 糞・足跡を見つけたら引き返す:「ちょっと気になる」と感じたら、無理せず戻る判断を
もし熊を見かけたら
万が一、熊を見かけてしまった場合は、慌てずに行動することが大切です。長浜市の案内をもとに、状況別の対応をまとめました。
熊を見かけたときの対応
- 遠くに見えた場合:落ち着いてその場を離れる。大声を出したり、走って逃げたりしない
- 近くにいる場合:背中を向けず、熊を見ながらゆっくり後退する
- すぐ近く・突発的に遭遇した場合:慌てず、両腕で頭と顔を守る姿勢をとる
やってはいけないのは「走って逃げる」ことです。熊は動くものを追いかける習性があるため、走ると逆に危険な状況を招く可能性があります。怖いと感じても、まずは落ち着いて行動することを意識しましょう。
当日の確認先と緊急連絡先まとめ
熊対策で大切なのは、出発前に最新の情報を確認しておくことです。目撃情報は日々更新されるため、数日前に調べた内容が古くなっている可能性もあります。
ここでは、当日チェックしておきたい情報源と、万が一のときの連絡先をまとめました。
当日チェックの3ステップ
お出かけ前に、以下の流れで確認しておくと安心です。
出発前の確認手順
- 長浜市メール配信(バックナンバー)を確認:直近の目撃情報があるかチェック
- ルートを再確認:余呉湖側を歩く場合は、対策を厚めに準備
- 必要に応じて県・環境省の情報も確認:広域の傾向を把握したい場合に参考として
特に重要なのはステップ1の長浜市メール配信です。賤ヶ岳周辺の目撃情報が具体的に掲載されているため、ここを見ておけば最新の状況が分かります。
緊急時・目撃時の連絡先
万が一のときに慌てないよう、連絡先も確認しておきましょう。
緊急・連絡先一覧:
- 緊急通報(危険が迫る場合):110番
- 熊の目撃情報を伝える(長浜市):長浜市役所 0749-62-4111
- 熊対策の問い合わせ(担当課):長浜市 農業振興課 0749-65-6522
- 現地の問い合わせ(リフト・ハイキング):賤ヶ岳リフト 0749-82-3009
熊を目撃した場合は、自分の安全を確保してから連絡するようにしてください。目撃情報を市に伝えることで、他の登山者やハイカーの安全にもつながります。
賤ヶ岳の熊対策でよくある質問
賤ヶ岳への訪問を考えている方から寄せられやすい疑問をまとめました。
- 賤ヶ岳に行くなら熊鈴は必要ですか?
-
あると安心です。熊鈴は歩きながら自動的に音が出るため、自分の存在を熊に知らせる効果があります。特に余呉湖側へ抜けるルートを歩く場合は、持っておくのがおすすめです。熊鈴がなければ、ラジオや笛でも代用できます。
- リフトで山頂に行くだけなら安全ですか?
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リフト+山頂周辺は人が多めになりやすく、比較的安心感はあります。ただし「絶対に安全」とは言い切れないため、念のため熊鈴を鳴らす・複数人で行動するなど、基本的な対策はしておくと安心です。
- もし熊に遭遇したらどうすればいいですか?
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まずは落ち着くことが大切です。遠くに見えた場合は静かにその場を離れ、近くにいる場合は背中を向けずにゆっくり後退します。走って逃げると追いかけられる可能性があるため、慌てて走らないようにしましょう。
- 最新の熊出没情報はどこで確認できますか?
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長浜市のメール配信サービス(バックナンバー)で確認できます。賤ヶ岳周辺の目撃情報も掲載されているため、お出かけ前にチェックしておくと安心です。
まとめ|賤ヶ岳を安全に楽しむために
この記事では、賤ヶ岳の熊出没情報と安全対策について解説しました。最後に、押さえておきたいポイントを振り返ります。
この記事のポイント
- 賤ヶ岳周辺では熊の目撃情報が公式に確認されている(リスクはゼロではない)
- 目撃場所は「山頂付近〜余呉湖へ向かう林道」と明記されている
- 余呉湖側へ抜けるルートは、対策を厚めにしておくと安心
- 基本の対策は「時間帯・音・複数行動」の3つ
- 出発前には長浜市メール配信で最新情報を確認しておく
賤ヶ岳はリフトもあり、琵琶湖の絶景を楽しめる魅力的なスポットです。熊のリスクを正しく理解し、基本的な対策をしておけば、必要以上に怖がることはありません。
ぜひこの記事を参考に、安全で楽しいハイキングをお過ごしください。
※本記事は2025年12月27日時点の公式発表・報道をもとに作成しています。最新の状況は、必ず自治体などの公式情報もあわせてご確認ください。


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