「蓬莱山って熊が出るの?」「びわ湖バレイに行きたいけど、熊が心配…」そんな不安を感じていませんか?
結論からお伝えすると、蓬莱山は熊の生息域に含まれる山です。ただし、正しい情報を知って対策すれば、過度に恐れる必要はありません。
この記事では、滋賀県や大津市の公式データをもとに、蓬莱山周辺の熊出没状況と具体的な対策を分かりやすく解説します。びわ湖バレイ利用者・登山者それぞれに役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
観光の散策には、熊よけ鈴があると安心です
山側へ足を伸ばす場合は、熊撃退スプレーの携帯も検討しておきましょう。
蓬莱山に熊は出る?結論と安全度の目安
まず結論からお伝えします。蓬莱山(びわ湖バレイ周辺)は、熊の生息域に含まれる山域です。
滋賀県の公式サイトでは、ツキノワグマの主な生息域として「湖西地域・比良山地」が挙げられています。蓬莱山はまさにこの比良山地に位置するため、熊がいる前提で訪問するのが現実的です。
安全度の目安:中程度
滋賀県が生息域に含めており、大津市でも目撃情報が確認されています。「絶対安全」とは言えませんが、対策をすれば過度に心配する必要はありません。
ちなみに、2025年12月時点でびわ湖バレイ公式サイトには熊の出没情報をまとめた専用ページはありませんでした。そのため、周辺の目撃状況は大津市の公式情報で確認するのがおすすめです。
次の章では、実際にどこで・いつ熊が目撃されているのかを具体的に見ていきましょう。
蓬莱山周辺の熊目撃情報|どこで・いつ出ている?
「蓬莱山で本当に熊が出ているの?」と気になる方も多いでしょう。ここでは、大津市が公開している目撃情報をもとに、周辺エリアの状況を確認していきます。
まず確認すべき情報源|大津市の目撃情報一覧とマップ
蓬莱山周辺の熊情報を調べるなら、大津市役所の公式サイトが最も信頼できます。大津市では、年度ごとの目撃情報一覧と出没マップ(黄色マーカー)を公開しています。
確認すべき情報源
- 大津市「熊の出没にご注意ください!」
- 大津市「ツキノワグマ出没マップ」:最新情報が地図上で確認できる
※2025年12月25日時点で更新されています。訪問前に最新情報をチェックしましょう。
なお、びわ湖バレイ公式サイトには熊情報の専用ページがないため、大津市の情報を頼りにするのが基本です。「公式に載っていない=安全」ではない点に注意してください。
比良山系周辺での最近の目撃例
蓬莱山のピンポイントではありませんが、比良エリア周辺の地名で複数の目撃情報が出ています。大津市の公開データから、最近の例をいくつか紹介します。
2025年度(令和7年度)の主な目撃情報:
- 2025年12月14日 0:10頃|小野で目撃
- 2025年12月11日 12:30頃|和邇春日二丁目で目撃
- 2025年9月15日 18:00頃|南比良で目撃
- 2025年7月26日 19:00頃|南小松で目撃
注目ポイント
目撃場所は「山の奥」だけでなく、麓側の住宅地寄りでも報告されています。蓬莱山に行くなら、「近隣で出ている=山域でも出る可能性がある」と考えておきましょう。
また、滋賀県の資料(2025年8月31日現在)によると、大津市の目撃件数は23件と報告されています。県内でも比較的多いエリアに含まれるため、油断は禁物です。
滋賀県・比良山系の熊出没傾向|秋は特に注意
蓬莱山周辺の状況を把握したところで、滋賀県全体の傾向も確認しておきましょう。いつの時期に熊が出やすいのかを知っておくと、訪問計画を立てるときに役立ちます。
滋賀県の目撃件数と主な生息域
滋賀県の公式資料(2025年8月31日現在)によると、県内のツキノワグマ目撃件数は61件とされています。決して少なくない数字ですよね。
また、同資料では主な生息域として以下のエリアが挙げられています。
- 湖北地域
- 湖西地域
- 比良山地(←蓬莱山はここに含まれる)
- 鈴鹿山脈
蓬莱山が位置する比良山地は、滋賀県が公式に「熊の生息域」として認めているエリアです。「もしかしたら出るかも」ではなく、「出る可能性が十分ある」という認識で準備しましょう。
秋は冬眠前で行動圏が広がる
熊の出没には季節による傾向があります。滋賀県は、特に秋について次のように注意喚起しています。
秋に熊が増える理由
秋は冬眠前の時期にあたり、熊がエサを求めて行動圏を広げます。そのため、普段は山奥にいる熊が集落付近まで下りてくる可能性が高まります。
実際、滋賀県の資料に掲載されている月別の目撃データを見ると、10月前後に件数が増える年があることが分かります。
蓬莱山は秋の紅葉シーズンに訪れる人も多い山です。ちょうど熊が活発になる時期と重なるため、秋の訪問を考えている方は特に注意してください。もちろん、秋以外でも油断せず対策をしておくことが大切です。
訪問スタイル別の熊対策|ロープウェイ利用と登山で違う?
蓬莱山には大きく分けて2つの訪問スタイルがあります。びわ湖バレイの施設(ロープウェイ・テラス・ゲレンデ)を利用する人と、登山道を歩いて山頂を目指す人です。
それぞれ状況が異なるため、スタイルに合わせた対策を確認しておきましょう。
びわ湖バレイ(テラス・ゲレンデ)利用者向けの注意点
ロープウェイで山頂駅まで上がり、びわ湖テラスやゲレンデ周辺で過ごす場合は、基本的に人が多いエリアです。熊は人の気配を避ける傾向があるため、施設内にいる限りリスクは比較的低いといえます。
ただし、完全に安心というわけではありません。以下の点に気をつけましょう。
- 食べ物・ゴミは必ず持ち帰る:熊を引き寄せない基本ルール
- 施設の外に出歩かない:整備されたエリア内にとどまる
- 火気は敷地内すべて禁止:登山用コンロなども使えません
ポイント
滋賀県は「生ごみ等を屋外に放置しない」ことを熊対策の基本として挙げています。お弁当の残りやお菓子の袋なども、必ずカバンにしまって持ち帰りましょう。
なお、施設周辺から登山道へ足を延ばす場合は、次の「登山者向け」の対策に切り替えてください。
登山者向けの熊対策|出発前・登山中のポイント
蓬莱山への登山道は、びわ湖バレイの施設とは状況が大きく異なります。びわ湖バレイ公式サイトでは、周辺の登山道について次のように注意喚起しています。
⚠️ びわ湖バレイ公式の注意事項
- 周辺の登山道は管理外(緊急時は警察・消防へ連絡)
- 管理者がいないため道標など整備されていない
- 急勾配の本格登山道(片道3時間程度)
つまり、施設エリアを離れたら自己責任の本格的な山になります。熊対策も含めて、しっかり準備してから入山しましょう。
【出発前にやること】
- 大津市の目撃情報・出没マップを確認:最新の状況をチェック(数日遅れで更新される場合もあり)
- 熊鈴・ホイッスルを用意:音を出して自分の存在を知らせる
- 秋の訪問は特に警戒:冬眠前で熊の行動圏が広がる時期
【登山中に気をつけること】
- 鈴・笛・ラジオなどで音を出しながら歩く:熊に自分の存在を知らせる
- ドングリや果実が多い場所を避ける:熊のエサ場になっている可能性
- 早朝・夕方・夜間は特に注意:熊が活動しやすい時間帯
- 糞や足跡を見つけたら引き返す:無理に先へ進まない
比良山系の安全情報
比良山系では「レスキューポイント」などの安全情報が整備されています。万一のときに場所を説明しやすくなるので、事前に確認しておくと安心です。
緊急時の連絡先(保存しておくと安心)
熊を見かけたり、痕跡を発見したときの連絡先をまとめました。スマホにメモしておくと、いざというとき慌てずに済みます。
びわ湖バレイへの問い合わせ:
- びわ湖バレイ:077-592-1155
熊の目撃・痕跡を報告するとき(大津市):
- 大津市 農林水産課:077-528-2815(平日)
- 大津市 休日・夜間:077-523-1234
- 滋賀県 西部・南部森林整備事務所:077-527-0655(平日)/077-528-3140(休日・夜間)
- 警察(緊急):110
もし熊に遭遇したら?やっていいこと・ダメなこと
どれだけ対策をしていても、熊と遭遇する可能性はゼロではありません。万が一のときにパニックにならないよう、正しい対応を知っておきましょう。
滋賀県の公式資料では、遭遇時の基本行動が具体的に示されています。
やっていいこと(正しい対応)
- 距離がある場合:走らず、背中を見せないようにしながら、静かにゆっくり後退する
- 熊に逃げる機会を与える:熊も人間を避けたいので、逃げ道を塞がない
- 攻撃が避けられない場合:うつ伏せになり、両手で首の後ろをガードして急所を守る
やってはいけないこと
- 走って逃げる:熊の追跡本能を刺激してしまう
- 背中を見せる:襲われるリスクが高まる
- 大声を出す・石を投げる:熊を興奮させて逆効果
- 子グマに近づく:近くに親グマがいる可能性が非常に高い
特に覚えておいてほしいのは、「子グマを見ても絶対に近づかない」ということです。かわいく見えても、親グマは必ず近くにいます。子グマに近づくことで、親グマから「子どもを脅かす敵」と認識されてしまうのです。
遭遇時は誰でも怖くなりますが、「静かに・ゆっくり・背中を見せない」を意識してください。この3つを覚えておくだけでも、いざというときの対応が変わります。
蓬莱山の熊に関するよくある質問
- 蓬莱山で熊鈴は必要ですか?
-
登山道を歩くなら必要です。熊鈴やホイッスルで音を出すことで、熊に自分の存在を知らせ、遭遇リスクを減らせます。びわ湖バレイの施設内(テラス・ゲレンデ周辺)だけなら必須ではありませんが、少しでも登山道に入る予定があれば持参しましょう。
- びわ湖バレイのロープウェイやテラスだけなら熊対策は不要?
-
基本的な注意は必要です。施設内は人が多いためリスクは低めですが、ゼロではありません。食べ物やゴミを放置しない、施設エリアの外に出歩かないなど、熊を引き寄せない行動を心がけてください。
- 子ども連れでも蓬莱山に行って大丈夫?
-
びわ湖バレイの施設内であれば、過度な心配は不要です。ただし、お子さんが施設エリアの外に出ないよう注意してください。登山道に入る場合は、大人がしっかり熊対策をした上で、お子さんから目を離さないようにしましょう。
- 熊の目撃情報はどこで確認できますか?
-
大津市役所の公式サイトで確認できます。「熊の出没にご注意ください!」ページに年度別の一覧表と出没マップが掲載されています。訪問前に最新情報をチェックしておくと安心です。
- 大津市「熊の出没にご注意ください!」
まとめ|蓬莱山は「備えて行く山」
蓬莱山(びわ湖バレイ周辺)の熊リスクと対策について解説しました。最後に、押さえておきたいポイントを整理しておきましょう。
この記事のポイント
- 蓬莱山は熊の生息域(比良山地)に含まれる
- 大津市の公式サイトで目撃情報・出没マップを確認できる
- 比良エリア周辺では麓側でも目撃例がある
- 秋は冬眠前で熊の行動圏が広がるため特に注意
- びわ湖バレイ施設内と登山道では対策のレベルが異なる
- 遭遇時は「静かに・ゆっくり・背中を見せない」が基本
蓬莱山は、びわ湖テラスからの絶景や四季折々の自然を楽しめる魅力的な山です。熊がいるから行けない山ではなく、「備えて行く山」と考えてください。
訪問前に目撃情報をチェックし、熊鈴などの対策グッズを準備すれば、安心して蓬莱山を楽しめます。ぜひこの記事を参考に、しっかり準備して素敵な山行を楽しんでくださいね。
※本記事は2025年12月26日時点の公式発表・報道をもとに作成しています。最新の状況は、必ず自治体などの公式情報もあわせてご確認ください。


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