「猿投山って熊が出るの?」——最近そんな話を耳にして、登山計画を立てながら不安になった方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、猿投山では自治体のページに複数の目撃情報が掲載されています。豊田市・瀬戸市ともに注意喚起を行っており、「可能性がある」ではなく「情報が載っている」状態です。
この記事では、豊田市・瀬戸市・愛知県の公式情報をもとに、2025年1月〜2026年1月の出没状況を整理しました。ただし、自治体によって「未確定情報も含む」「痕跡未確認」など確度の違いがあるため、その点も分けてお伝えします。
この記事でわかること
- 猿投山で本当に熊が出ているのか(公式の掲載状況)
- 直近12か月の目撃情報と注意が必要な場所
- 登山前に準備したい対策・持ち物・通報先
観光の散策には、熊よけ鈴があると安心です
山側へ足を伸ばす場合は、熊撃退スプレーの携帯も検討しておきましょう
結論|猿投山に熊は出る?【2026年最新】
猿投山は「熊が出る可能性がある山」ではなく、「自治体ページに目撃情報が掲載されている山」です。
豊田市の公式ページには、猿投町(猿投山)での目撃情報が2025年度内に複数回掲載されています。また瀬戸市も、猿投山から雲興寺へ下るヤマザクラコース付近で「クマらしき動物」の情報を公開し、注意喚起を行っています。
さらに、愛知県の施設「あいち海上の森センター」でも「猿投山方面で目撃情報があるため、最新情報を確認してください」と呼びかけが出ています(あいち海上の森センター)。
ただし「確度」は情報源ごとに違います
目撃情報といっても、すべてが「ツキノワグマと確定」しているわけではありません。
- 豊田市:「注意喚起のため、ツキノワグマと確定できない目撃情報もクマとして掲載している」と明記しています(豊田市 ツキノワグマとの共生)
- 瀬戸市:「未確認情報も含む」「痕跡未確認」と本文中に記載しています(瀬戸市 クマにご注意ください!)
この記事では、自治体の表記をそのまま採用し、「目撃」「痕跡未確認」「クマらしき」などの確度を分けて整理します。
直近の出没・目撃情報(2025年1月〜2026年1月)|場所・日時まとめ
2025年度は猿投山およびその周辺で、複数の目撃情報が自治体ページに掲載されています。以下に、公式情報をもとにした時系列の一覧をまとめました。
目撃・出没情報の一覧
- 2025年3月31日|豊田市|猿投町血洗(猿投山)|クマ1頭目撃|※市注記により未確定を含む可能性
- 2025年5月12日|豊田市|亀首町八ツ口洞(果樹園)|クマ1頭目撃|※同上
- 2025年7月26日|瀬戸市|ヤマザクラコース付近(猿投山→雲興寺の下り)|1m程度のクマらしき、南側へ立ち去り|痕跡未確認(市が明記)
- 2025年7月28日|豊田市|猿投町御座所(猿投山)|クマ1頭目撃|※未確定を含む可能性
- 2025年8月7日|豊田市|西広瀬町小麦生(道路上)|クマ1頭目撃|※同上
- 2025年8月17日|瀬戸市|ヤマザクラコース手前のトイレ付近|1m程度のクマらしき、南側へ立ち去り|痕跡未確認(市が明記)
- 2025年9月10日|豊田市|西広瀬町川原田(道路上)|クマ1頭目撃|※同上
- 2025年10月10日|豊田市|御船町大皿田(道路横断)|クマ1頭目撃|※同上
- 2025年10月14日|豊田市|西広瀬町川原田(山中)|クマ1頭目撃|※同上
- 2025年12月13日|豊田市|猿投町御座所(猿投山)|クマ1頭目撃|※未確定を含む可能性
- 2025年12月13日|ツーリズムとよた|トロミル水車〜御門杉付近(市道上)12:40頃|目撃情報として注意喚起(ツーリズムとよた)
情報の読み方について
豊田市の「目撃」は、市の注記により「ツキノワグマと確定できない情報も含む」可能性があります。瀬戸市は「痕跡未確認」「未確認情報も含む」と明記しています。上記一覧では、自治体の表記をそのまま採用しています。
直近12か月の傾向
2025年は春から秋にかけて継続的に情報が掲載されており、特に7〜8月と10月、12月に情報が集中しています。これは餌を求めて活動が活発になる時期と重なります。
ただし、目撃情報が増えた=危険度が急上昇、とは限りません。「注意喚起のために未確定情報も載せる」という自治体の方針が反映されている面もあります。過度に怖がる必要はありませんが、「情報が出ている以上、基本的な対策はしておく」という姿勢が大切です。
出典:豊田市 ツキノワグマとの共生/瀬戸市 クマにご注意ください!
愛知県で熊は増えてる?(2025〜2026の動向)
愛知県全体で見ると、2025年度も熊の出没リスクが高い状態が続いています。その背景には、熊の主食であるドングリの不作が関係しています。
県のドングリ豊凶調査と出没予測
愛知県は毎年、ドングリの実り具合(豊凶調査)を行い、専門家の助言をもとに熊の出没予測を公表しています。
2025年度の調査結果によると、県内全体の平均は「凶作」でした。実は2023年度(令和5年)・2024年度(令和6年)・2025年度(令和7年)と、3年連続で凶作が続いています。
ドングリが不足すると、熊は餌を求めて通常より広い範囲を移動します。その結果、人里や登山道など生活圏に近づく頻度が高まる傾向があります。
県も注意喚起を発表
愛知県は2025年10月17日の発表で、「冬眠前の時期は特に注意が必要」「出没予測に基づき注意喚起を行う」と呼びかけています(愛知県 冬眠前のツキノワグマに注意してください)。
また、県が公開している「過去5年間のツキノワグマ確認情報」を見ると、毎年度おおむね19〜22件程度の確認情報が記録されています。年によって大きな増減はありませんが、「珍しい」とは言えない頻度で目撃・痕跡が報告されていることがわかります。
ポイント
ドングリの凶作が3年続いており、県も注意喚起を継続しています。猿投山だけでなく、県内の山間部全体で「熊がいる前提」の行動が求められる状況です。
報道でも県内動向が取り上げられています
2025年10月には、東海テレビが愛知県内の熊出没動向を報じています。こうした報道からも、地域として熊への警戒意識が高まっていることがうかがえます(東海テレビNEWS 2025年10月17日)。
猿投山で特に注意したい場所(ルート別)
目撃情報をもとに整理すると、瀬戸市側(雲興寺方面)と豊田市側(猿投神社方面)の両方で注意が必要です。それぞれの具体的な地点を確認しておきましょう。
瀬戸市側(雲興寺方面)で注意したい地点
瀬戸市の注意喚起ページでは、以下の場所が具体的に挙げられています。
- ヤマザクラコース付近(猿投山から雲興寺へ下る山道)
- ヤマザクラコース手前のトイレ付近
いずれも「1m程度のクマらしき動物」「南側へ立ち去った」という情報で、市は「痕跡未確認」と明記しています。確定情報ではありませんが、市が看板設置などの対応を行っている要注意地点です。
豊田市側(猿投神社方面)で注意したい地点
豊田市の出没情報一覧には、「猿投町(猿投山)」が複数回登場しています。
- 猿投町血洗(猿投山域内)
- 猿投町御座所(猿投山域内)
- トロミル水車〜御門杉付近(市道上)——観光公式「ツーリズムとよた」でも注意喚起
観光公式ページでは、2025年12月13日に「トロミル水車〜御門杉付近の市道で12時40分頃に目撃情報があった」と掲載されています(ツーリズムとよた)。
地形から見た一般的な注意点
猿投山は海上の森から連続する森林地帯にあり、東海自然歩道など人の通行ルートと山林が重なっています。以下のような場所は、一般的に近距離で遭遇しやすいとされています。
- 見通しの悪いカーブや藪の近く
- 沢沿いの道
- 分岐点やトイレ周辺(立ち止まる時間が長くなりやすい)
これは猿投山に限らず、山歩き全般に言える注意点です。「この場所が危険」と断定するものではありませんが、見通しが悪い区間では特に音を出す・周囲に注意するなどの基本動作を意識しましょう。
まとめ
瀬戸側はヤマザクラコース付近、豊田側は猿投町の山域とトロミル水車〜御門杉付近が、公式情報に名前が挙がっている要注意地点です。登山計画を立てる際は、これらの地点を通るかどうかを事前に確認しておくと安心です。
登山者向け|猿投山での具体的な熊対策(持ち物・行動・時間帯)
熊対策の基本は「出会わないこと」です。愛知県や林野庁が推奨する対策をもとに、猿投山で実践できる具体的な方法を整理しました。
音を出して存在を知らせる
熊は基本的に人間を避ける動物です。こちらの存在に気づけば、向こうから離れてくれることがほとんどです。
- 熊鈴を付ける(リュックやストックに取り付け)
- 携帯ラジオを鳴らしながら歩く
- 会話をしながら歩く(複数人の場合)
見通しの悪いカーブや藪の近くでは、意識的に声を出したり、手を叩いたりするのも有効です。
単独行動を避ける
複数人で歩くと、自然と音が出るため熊に気づいてもらいやすくなります。また、万が一の際にも助け合えます。
どうしても単独で歩く場合は、熊鈴やラジオで音を出すことを徹底しましょう。
早朝・夕暮れを避ける
熊は薄暗い時間帯に活動が活発になる傾向があります。早朝や夕暮れの行動は避け、明るい時間帯に歩くことで遭遇リスクを下げられます。
猿投山は日帰りで楽しめる山ですので、朝は明るくなってから出発し、余裕をもって下山する計画を立てましょう。
食べ物・ゴミの管理
行動食のゴミや食べ残しは、熊を引き寄せる原因になります。
- ゴミは必ず持ち帰る
- 休憩中に食べ物を放置しない
- においの強い食品は密閉袋に入れる
「自分が去った後も、その場所に熊を寄せ付けない」という意識が大切です。
読者別のワンポイント
家族連れ・初心者の方
薄暗い時間帯を避け、複数人で行動し、熊鈴を持参する——この3つを最優先で守りましょう。子どもがいる場合は、子どもにも熊鈴を付けておくと安心です。
トレイルランナーの方
走っていると周囲の音が聞こえにくくなります。イヤホンは片耳だけにするか、音量を控えめに。見通しの悪い区間では減速し、周囲に注意を払いましょう。スピードが出ていると、熊もこちらも気づくのが遅れます。
熊撃退スプレーについて
万が一の備えとして、熊撃退スプレーを携行する登山者もいます。必須ではありませんが、「念のため持っておくと安心」という方は検討してもよいでしょう。
使い方を事前に確認しておくこと、すぐ取り出せる場所に入れておくことがポイントです。
出典:愛知県 ツキノワグマについて/林野庁 クマ注意喚起資料PDF
もし目撃したら|緊急連絡先・通報時に伝えること
熊を目撃した場合は、まず自分の安全を確保してから通報しましょう。落ち着いて行動することが大切です。
目撃時の基本行動
- 距離を取る——静かにゆっくり後退する(走らない・背を向けない)
- 安全な場所へ移動——建物や車があれば中に入る
- 通報する——状況に応じて警察または市役所へ
連絡先一覧
緊急性が高い場合(熊が近くにいる・危険が迫っている)
- 警察:110
目撃情報の提供(危険が去った後)
- 豊田市 環境部 環境政策課:0565-34-6650
- 瀬戸市 環境課 環境保全係:0561-88-2670
警察署(代表)
通報時に伝えること
まずは安全な場所に移動してから通報しましょう。以下の内容を伝えると、周囲への注意喚起や対応がスムーズになります。
- 場所(登山口名・コース名・近くの目印)
- 時間(何時何分ごろ)
- 頭数(1頭・複数など)
- 進行方向(どちらへ去ったか)
- 距離感(何メートルくらいで見たか)
- 自分の状況(単独・子連れ・ケガの有無など)
通報することで、他の登山者への注意喚起や自治体の対応につながります。「大したことないかも」と思っても、情報提供は大切です。
よくある質問(FAQ)
- 猿投山で本当に熊は出るのですか?
-
はい、豊田市・瀬戸市の公式ページに目撃情報が複数掲載されています。ただし、豊田市は「未確定情報も含む」、瀬戸市は「痕跡未確認」と明記しており、すべてがツキノワグマと確定しているわけではありません。
- どの季節・時間帯が危ないですか?
-
2025年の情報を見ると、春から秋にかけて継続的に目撃情報が出ており、特に7〜8月、10月、12月に集中しています。時間帯としては、早朝や夕暮れなど薄暗い時間帯は活動が活発になりやすいため、明るい時間帯の行動をおすすめします。
- 熊鈴は必要ですか?
-
愛知県も林野庁も「鈴やラジオで音を出す」ことを推奨しています。猿投山では目撃情報が出ているため、持参しておくと安心です。家族連れや単独行動の方は特におすすめします。
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- 熊撃退スプレーは持っていくべきですか?
-
必須ではありませんが、「念のため持っておきたい」という方は検討してもよいでしょう。使い方を事前に確認し、すぐ取り出せる場所に入れておくことが大切です。
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まとめ
猿投山は、自治体のページに熊の目撃情報が掲載されているエリアです。「出るかもしれない」ではなく、「情報が出ている」という前提で準備をしておきましょう。
この記事のポイント
- 豊田市・瀬戸市ともに、猿投山での目撃情報を公式ページに掲載している
- 2025年は春〜秋に継続的に情報が出ており、特に7〜8月・10月・12月に集中
- 瀬戸側はヤマザクラコース付近、豊田側は猿投町山域・トロミル水車〜御門杉付近が要注意
- 熊鈴・ラジオ・複数行動・明るい時間帯の行動が基本対策
- 目撃したら安全確保→通報(110または市役所)
大切なのは「怖がりすぎず、油断しすぎず」のバランスです。
猿投山は気軽に登れる人気の山ですが、自然の中には野生動物がいます。基本的な対策をしておけば、過度に心配する必要はありません。
出発前に、豊田市・瀬戸市の公式ページで最新情報を確認しておくと安心です。楽しい山歩きになりますように。
主要な出典
- 豊田市 ツキノワグマとの共生
- 瀬戸市 クマにご注意ください!
- 愛知県 ツキノワグマについて
- 愛知県 冬眠前のツキノワグマに注意してください
- ツーリズムとよた クマ・ハチについての留意事項
- あいち海上の森センター
- 林野庁 クマ注意喚起資料PDF
※本記事は2025年1月20日時点の公式発表・報道をもとに作成しています。最新の状況は、必ず自治体などの公式情報もあわせてご確認ください。


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