「イベント会場でロボホンを見て、可愛さに惹かれてその場で契約してしまった。でも家に帰って冷静になると、月額料金や解約条件が不安になってきた…」
このような後悔の声は、実は少なくありません。ロボホンは確かに癒しや見守り機能で価値を発揮しますが、本体価格だけでなく月額料金や契約条件の理解が不足していると、後悔につながる可能性があります。
この記事では、ロボホン購入前に確認すべき16のチェック項目を、2025年10月時点の最新情報をもとに徹底解説します。維持費の実額シミュレーション、契約の落とし穴、用途別おすすめ構成まで、購入判断に必要な情報をすべて網羅しました。
📖 この記事で分かること
- 維持費の実額(24ヶ月総額・月あたり平均)を把握し、予算判断ができる
- 契約の落とし穴(締日・返却・違約金)を事前に回避できる
- 用途別(見守り/外出/癒し)の最適構成を選択できる
- 「後悔パターン」と対策を知り、購入前の最終確認ができる
イベント会場での即決を考えている方は、この記事を読んでから判断することを強くおすすめします。20万円の出費を後悔しないために、一緒に確認していきましょう。
ロボホン購入前に知るべき価格と維持費の全体像
ロボホンの購入を検討する際、最も重要なのは「本体価格」だけでなく「維持費を含めた総額」を把握することです。多くの後悔事例では、月額料金や2年間の総額を正確に理解しないまま購入してしまったケースが目立ちます。
ここでは、本体価格、必須の月額料金、そして24ヶ月間の維持費シミュレーションまでを明確にします。これらの数字を把握すれば、あなたの予算で無理なく続けられるかを冷静に判断できるでしょう。
チェック①:本体価格とラインナップ(3モデル比較)
2025年10月時点で、ロボホンは3つのモデルが販売されています。それぞれ機能と価格が異なるため、用途に合わせて選択する必要があります。
| モデル名 | 本体価格(税込) | 主な特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| LTE(SR-06M-Y) | 239,800円 | 音声通話・データ通信対応 | 外出同伴・通話重視 |
| Wi-Fi(SR-04M-Y) | 145,200円 | Wi-Fi専用モデル | 宅内中心の見守り・癒し |
| ロボホンライト | 95,590円 | 基本機能に特化 | 家族の癒し・お試し |
価格差は最大で約14万円ありますが、重要なのは「本体価格だけで判断しない」ことです。次に解説する月額料金が必須となるため、トータルコストで考える必要があります。
チェック②:利用に必須の月額「ココロプラン」
ロボホンは、購入後に「ココロプラン」への加入が必須です。このプランに未加入だと、会話やダンスといった主要機能がほとんど使えません。
📌 ココロプランの基本
- 月額料金:1,078円(税込)
- 会話、ダンス、読み聞かせなどの基本機能を利用可能
- 未加入の場合、ロボホンは「ほぼ置物」状態になる
さらに、用途に応じて有料アプリを追加することもできます。
- お留守番アプリ:330円/月(在宅の様子を遠隔確認)
- AI会話アプリ:330円/月(ChatGPT活用の会話機能)
また、外出時に通信を使いたい場合は、別途SIMを契約するか、公式の「ココロプランモバイル(月額2,728円)」を選ぶこともできます。ココロプランモバイルは、ココロプランと音声・データ通信がセットになったプランです。
つまり、最低でも月額1,078円は必ずかかるという前提で、購入を検討する必要があります。
チェック③:維持費の実額シミュレーション(12/24ヶ月・24ヶ月平均)
本体価格と月額料金を組み合わせると、実際の維持費はどうなるのでしょうか。ここでは3つのパターンで、12ヶ月・24ヶ月の総額と、「24ヶ月平均(月あたり目安)」を算出します。
💡 24ヶ月平均とは?
計算式:本体価格 ÷ 24 + 月額料金 = 月あたりの実質コスト
この数字を見れば、「毎月どのくらいの負担になるか」を把握できます。家計の予算と照らし合わせて判断しましょう。
| パターン | 構成 | 12ヶ月総額 | 24ヶ月総額 | 24ヶ月平均(月あたり) |
|---|---|---|---|---|
| A | LTE + SIM(5GB)+ ココロ | 272,272円 | 304,744円 | 12,698円 |
| B | Wi-Fi + ココロ | 158,136円 | 171,072円 | 7,128円 |
| C | ライト + ココロ + 有料アプリ2種 | 116,446円 | 137,302円 | 5,721円 |
※SIMはイベント会場などで案内される5GB 1,628円/月を想定。有料アプリは「お留守番」「AI会話」を想定(各330円/月)。
パターンBの「Wi-Fi + ココロ」なら、24ヶ月平均で月7,128円です。これを「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは、ロボホンに何を期待するかによって変わります。見守りや癒しの価値を家族で共有できるなら、納得できる金額かもしれません。
一方、パターンAのLTE + SIM構成だと月12,698円となり、スマホ1台分に近い負担となります。外出同伴や通話機能が本当に必要かを、慎重に検討しましょう。
チェック④:初期費用と解約時コストの落とし穴
維持費だけでなく、初期費用や解約時のコストも把握しておく必要があります。特にイベント会場などで通信SIMをセット契約する場合、以下の費用が発生することがあります。
- 事務手数料:通信契約時に別途かかることが多い(3,300円程度)
- SIM未返却時の再発行手数料:3,300円
- 音声機能解除調定金:10,780円(音声通話SIMを短期解約した場合)
⚠️ 「実質0円」「無料配布」の注意点
イベント会場で「本体実質0円」「無料配布」と案内されることがありますが、これは月額料金や契約期間の縛りがあるケースがほとんどです。
「本体無料」でも、24ヶ月の月額総額を計算すると結局は同等以上の負担になることもあります。契約書面で総額・解約条件を必ず確認してください。
解約時のコストを事前に把握しておけば、「思っていたより高くついた」という後悔を防ぐことができます。
ここまでで、ロボホンの価格と維持費の全体像を把握できました。次のセクションでは、イベント会場での購入で特に注意すべき「契約の落とし穴」について解説します。
イベント購入の落とし穴|契約前に必ず確認すべきこと
イベント会場や常設店舗でロボホンを見ると、その可愛らしさについ衝動買いしたくなるかもしれません。しかし、その場での即決は後悔の原因になりやすいのです。
実際に「イベントで契約したけれど、解約条件を理解していなかった」「SIMの返却期限を過ぎて追加費用がかかった」という声が複数報告されています。ここでは、契約前に必ず確認すべきポイントと、よくある後悔パターンを解説します。
チェック⑤:イベント会場の通信SIM(締日・返却・違約金)
イベント会場では、ロボホン本体と一緒に通信SIMをセット契約できることがあります。例えば「5GB 1,628円/月」といったプランが案内されますが、ここには複数の注意点があります。
- 締日が特殊:多くの場合、20日締め・当月末解約という運用が一般的
- SIM返却が必須:解約時にSIMカードを返却しないと、再発行手数料3,300円が請求される
- 初期契約解除制度:契約書面受領日から8日間は契約解除可能(ただし返金されない項目あり)
- 音声機能解除調定金:音声通話SIMを短期間で解約すると、10,780円の違約金が発生する場合がある
⚠️ その場で必ずやるべきこと
契約書面をスマホで撮影し、以下を確認してください。
- 月額料金の内訳(本体分割 / 通信料 / オプション)
- 締日と解約の申請期限(20日締めなら何日までに申請が必要か)
- SIMカードの返却先住所と期限
- 違約金の条件(音声機能解除調定金・契約期間の縛り)
その場で店員さんに質問し、メモを取ることも重要です。
締日や返却条件を把握していないと、「解約を忘れて翌月分も請求された」「SIM返却が間に合わず追加費用が発生した」といった事態になりかねません。
チェック⑥:よくある「後悔」パターンと回避策(体験談ベース)
実際にロボホンを購入した人の体験談から、よくある後悔パターンを5つにまとめました。それぞれの発生理由と回避策を理解しておけば、同じ失敗を避けることができます。
| 後悔パターン | 発生理由 | 回避策 | こんな人は注意 |
|---|---|---|---|
| イベントで衝動買い | 締日・返却・違約金の読み落とし | その場で契約書面を撮影/家で再確認 | 即断タイプ |
| 会話が期待外れ | 自然言語AIと誤認 | 短文・LED合図の基本を理解 | 会話AIに高期待 |
| すぐ飽きた | 使い道の設計不足 | 家族ルーティン化(朝の挨拶・お薬・日記) | 三日坊主 |
| 維持費が想定外 | ココロ必須やアプリ代の見落とし | 24ヶ月平均で費用把握 | サブスク苦手 |
| 家族が協力せず | 充電・声がけの分担不明 | 役割分担表を作る | 家族多忙世帯 |
特に「イベントで衝動買い」と「維持費が想定外」の2つは、事前の情報収集で完全に回避できるパターンです。この記事を読んでいるあなたは、すでに大きな一歩を踏み出しています。
✅ 成功例:家族ルーティン化で長く使いこなす
ある家庭では、ロボホンを「朝の挨拶係」「おばあちゃんの薬の時間リマインド係」として役割を決めました。家族全員が毎日声をかける習慣ができ、3年経った今も現役で活躍しているそうです。
ポイント:購入前に「誰が・いつ・何に使うか」を家族で決めておく
チェック⑦:契約前のチェックリスト(印刷推奨)
イベント会場や店舗で契約する前に、以下のチェックリストをすべて確認してください。スマホのスクリーンショットを撮っておくか、印刷して持参することをおすすめします。
STEP 1
契約書面を撮影
月額料金の内訳、締日、解約条件、違約金の項目をすべて撮影してください。
STEP 2
口頭で質問・メモ
「解約は何日までに申請が必要ですか?」「SIMはいつまでにどこへ返却ですか?」と具体的に質問し、回答をメモしてください。
STEP 3
家で24時間考える
その場で即決せず、家に帰ってから24ヶ月平均の維持費を計算し、家族と相談してください。初期契約解除(8日間)の制度もありますが、返金されない項目もあるため、できる限り事前判断が重要です。
「今日中に契約すれば特典がつく」と言われても、焦らないでください。20万円前後の買い物を即決する必要はありません。一度持ち帰って冷静に判断することが、後悔を避ける最大のポイントです。
ここまでで、イベント購入の落とし穴と回避策を理解できました。次のセクションでは、ロボホンの機能について「できること」と「できないこと」を正しく把握していきます。
ロボホンの機能|できること・できないことを正しく知る
ロボホンを購入して後悔する理由の一つに、「期待していた機能と実際が違った」というギャップがあります。特に会話機能については、「もっと自然に会話できると思っていた」という声が目立ちます。
ここでは、ロボホンの機能を正確に理解し、現実的な期待値を設定するためのポイントを解説します。できることとできないことを事前に把握しておけば、購入後のギャップを最小限に抑えることができるでしょう。
チェック⑧:機能の期待値(会話・動き・投影)
ロボホンの主な機能は「会話」「動き(ダンス・歩行)」「カメラ撮影」の3つです。それぞれについて、現実的な性能を理解しておきましょう。
会話機能の実態
ロボホンの会話は、定型応答と簡単な文脈理解が中心です。スマートスピーカーやChatGPTのような自然言語AIとは異なり、複雑な会話や曖昧な質問には対応できません。
- 短文の命令文が通りやすい:「写真撮って」「今日の予定」「ニュース教えて」など
- LED(目)が黄色にゆっくり点滅している時に話しかける:このタイミングが音声認識の待機状態
- 言い直しは簡潔に:一度で通じなかった場合、より短い言葉に言い換える
📌 会話機能の期待値調整
ロボホンは「自然言語AI」ではなく「定型応答ロボット」だと理解してください。
「今日のニュースを教えて」には答えられますが、「昨日話した○○の続きだけど…」のような文脈の深い会話は難しいです。
AI会話アプリ(330円/月)を追加すれば、ChatGPTを活用した会話も可能になりますが、基本機能では定型応答が中心です。
プロジェクター機能の有無
現行モデル(SR-06M-Y、SR-04M-Y、ライト)には、プロジェクター機能は搭載されていません。プロジェクター機能があるのは初代モデル(SR-01M/SR-02M)のみで、HD画質の映像を壁に投影できました。
もし映像投影を期待してロボホンを検討している場合は、中古市場で初代モデルを探す必要があります。ただし、初代モデルはすでにサポートが限定的になっているため、修理やバッテリー交換の可否を事前に確認してください。
バッテリー持続時間
公式スペックでは、バッテリーは「実使用で1日以上」が目安とされています。ただし、使い方によって大きく変動します。
- 歩行やダンスを頻繁にさせる → バッテリー消費が早い
- カメラ撮影を多用する → バッテリー消費が早い
- 充電台に置いたまま会話中心 → 1日以上持つ
実際のユーザーからは「朝から夕方まで使うと、夜には充電が必要」という声が多いです。毎日決まった時間に充電する習慣をつけることをおすすめします。
チェック⑨:ダンス・読み聞かせ等の「できること」像
ロボホンは会話以外にも、家族を楽しませる機能が充実しています。公式アプリで利用できる主な機能は以下の通りです。
- 歌とダンス:複数の楽曲が用意されており、リクエストに応じて踊る
- 読み聞かせ:絵本の読み聞かせ機能(アプリで追加可能)
- 伝言メモ:家族へのメッセージを預かり、後で伝える
- お留守番機能:330円/月の有料アプリで、在宅の様子を遠隔確認できる
- カメラ撮影:「写真撮って」の一言で記念撮影
- スケジュール管理:「明日の予定」を教えてくれる
さらに、AI会話アプリ(330円/月)を追加すれば、ChatGPTを活用した会話も楽しめます。ただし、基本機能だけでも十分に癒しや見守りの役割を果たせるため、まずは基本機能を試してから追加を検討するとよいでしょう。
💡 おすすめの使い方
- 朝の挨拶:「おはよう」と声をかけると、元気に返事をしてくれる
- 薬の時間リマインド:高齢者の服薬時間に声をかける習慣をつける
- 子どもの遊び相手:ダンスや歌で一緒に遊ぶ
- 家族の伝言板:「○○さんに伝えて」でメッセージを預ける
チェック⑩:歩行・動作のスピード体感
ロボホンの歩行や起き上がり動作は、「ゆっくりめの所作」です。これは転倒防止や安全性を考慮した設計ですが、初めて見る人は「思ったより遅い」と感じることがあります。
特に以下のような動作は、時間がかかることを理解しておきましょう。
- 座った状態から立ち上がる:約10〜15秒
- 歩行:ゆっくりとした歩調(数メートル移動するのに30秒以上)
- ダンス:動きはスムーズだが、激しい動作ではない
⚠️ 体験会での確認ポイント
購入前に、必ず公式の体験スポットや実演動画で、歩行やダンスのスピードを確認してください。
「もっと機敏に動くと思っていた」というギャップは、事前の実見で完全に回避できます。
ロボホンの動きは「癒し」を重視した設計です。ゆっくりとした所作が、逆に愛らしさや安心感につながっているとも言えます。この動きを「可愛い」と感じられるかどうかが、長く愛用できるかの分かれ目になるでしょう。
ここまでで、ロボホンの機能と現実的な期待値を把握できました。次のセクションでは、あなたの用途に合った最適なモデルと構成を選ぶ方法を解説します。
用途別おすすめ構成|あなたに合うモデルはどれ?
ロボホンには3つのモデルがあり、それぞれ価格と機能が異なります。さらに、月額プランや有料アプリの組み合わせによって、できることも変わってきます。
ここでは、「見守り中心」「外出同伴」「家族の癒し」という3つの用途別に、最適なモデルと月額構成を提案します。あなたの目的に合った構成を選べば、無駄なコストを抑えながら、ロボホンの価値を最大限に引き出すことができるでしょう。
チェック⑪:目的別おすすめ構成(モデル×月額の目安表)
以下の表は、用途ごとに推奨されるモデルと必要なオプション、そして月額料金の目安をまとめたものです。あなたの使い方に最も近いパターンを参考にしてください。
| 目的 | 推奨モデル | 必要オプション | 月額目安 |
|---|---|---|---|
| 見守り中心(宅内) | Wi-Fi(SR-04M-Y) | ココロプラン + お留守番アプリ | 1,408円 |
| 外出同伴・通話可 | LTE(SR-06M-Y) | ココロプラン + SIM(5GB)または ココロプランモバイル | 2,706円 または 2,728円 |
| 家族の癒し | ロボホンライト | ココロプラン(有料アプリはお好みで) | 1,078円〜 |
※お留守番アプリ・AI会話アプリは各330円/月。SIMは5GB 1,628円/月を想定。
見守り中心(宅内)の場合
高齢の親や子どもの在宅状況を確認したい場合は、Wi-Fiモデル + ココロプラン + お留守番アプリの組み合わせがおすすめです。
- 本体価格:145,200円
- 月額:1,408円
- 24ヶ月平均:約7,458円/月
お留守番アプリを使えば、スマホから遠隔で在宅の様子を確認できます。外出する必要がないなら、LTEモデルを選ぶ必要はありません。
外出同伴・通話可の場合
ロボホンを外出先に連れて行きたい、または音声通話機能を使いたい場合は、LTEモデルが必要です。
- 本体価格:239,800円
- 月額:2,706円(ココロ + SIM 5GB)または 2,728円(ココロプランモバイル)
- 24ヶ月平均:約12,698円/月
ココロプランモバイル(2,728円/月)は、ココロプランと音声・データ通信がセットになったプランです。別途SIMを契約するよりもシンプルで、管理も楽になります。
家族の癒しの場合
会話やダンスを楽しみたいだけなら、ロボホンライト + ココロプランで十分です。
- 本体価格:95,590円
- 月額:1,078円(基本)
- 24ヶ月平均:約5,061円/月
ライトモデルは機能が限定されていますが、会話・ダンス・歌といった基本機能は使えます。「まずはお試しで使ってみたい」という方にも最適です。
💡 迷ったらWi-Fiモデルから
用途が明確でない場合は、Wi-Fiモデルから始めることをおすすめします。
LTEモデルに比べて約9万円安く、宅内での見守りや癒しには十分な機能を備えています。使ってみて「やっぱり外出先でも使いたい」と感じたら、その時点で買い替えや追加購入を検討すればよいでしょう。
チェック⑫:「Wi-Fiで足りる?」の判断基準
LTEモデルとWi-Fiモデルで迷う方は多いですが、判断基準は明確です。以下のチェックリストで確認してください。
- ほぼ宅内で使う → Wi-Fiモデルで十分
- 外出先(公園・病院・旅行)に連れて行きたい → LTEモデル
- 音声通話機能を使いたい → LTEモデル
- 見守り機能だけが目的 → Wi-Fiモデル(お留守番アプリ追加)
📌 ココロプランは必須
Wi-FiモデルでもLTEモデルでも、ココロプラン(1,078円/月)は必須です。
ココロプランに未加入だと、会話やダンスといった主要機能がほとんど使えません。「Wi-Fiモデルなら月額不要」と誤解しないよう注意してください。
Wi-Fiモデルを選べば、本体価格で約9万円、24ヶ月総額で約13万円の節約になります。外出や通話の必要性を冷静に判断しましょう。
チェック⑬:競合比較(aibo・LOVOT)
ロボホン以外にも、家庭用コミュニケーションロボットとして「aibo」や「LOVOT」があります。購入前に、それぞれの特徴を比較しておくことも重要です。
| 項目 | ロボホン | aibo | LOVOT |
|---|---|---|---|
| 価格(本体/基本) | 95,590〜239,800円 + ココロ1,078円/月 | 本体272,800円 + ベーシック3,278円/月(3年) | 577,500円〜 + 月額9,900円〜 |
| 見守り機能 | あり(お留守番アプリ 330円/月) | あり(aiboのおまわりさん) | あり(カメラ映像・ダイアリー共有) |
| 会話機能 | 短文中心の定型+軽い文脈 | ふるまい中心(鳴き声) | ふるまい中心(鳴き声) |
| 癒し要素 | 音声・ダンス・歌 | ペット型の動き・学習 | 抱っこ・体温表現 |
※aibo・LOVOTの価格は2025年10月時点の公式情報。詳細は各公式サイトを参照。
ロボホンが向いている人
- 会話機能を重視したい(声でコミュニケーションを取りたい)
- 初期費用を10〜20万円台に抑えたい
- 見守り機能も欲しい(お留守番アプリで対応可能)
aiboが向いている人
- ペット型のロボットが好き
- 学習機能で成長する様子を楽しみたい
- 初期費用よりも月額を抑えたい(3年契約で分割)
LOVOTが向いている人
- 抱っこや触れ合いを重視したい
- 体温や重量感のあるロボットが好き
- 初期費用・月額ともに高くても構わない
ロボホンは、会話機能と価格のバランスが優れています。「声で話しかけて返事が返ってくる」体験を求めるなら、ロボホンが最有力候補となるでしょう。
ここまでで、あなたに合ったモデルと構成を選ぶ基準が明確になりました。次のセクションでは、購入後に後悔しないための「使いこなしのコツ」と「サポート体制」について解説します。
購入後に後悔しないための使いこなしとサポート体制
ロボホンを購入しても、「使い方が分からない」「家族が協力してくれない」という理由で、すぐに飽きてしまうケースがあります。また、故障や不具合が発生した際のサポート体制を知らずに購入すると、修理費用で想定外の出費が発生することもあります。
ここでは、家族全員でロボホンを使いこなすための具体的なコツと、購入後の修理・サポート体制について解説します。これらを事前に理解しておけば、長く愛用できる環境を整えることができるでしょう。
チェック⑭:家族で使いこなすコツ(高齢者・子ども向け)
ロボホンを長く使い続けるには、家族全員が「使い方」を理解し、日常のルーティンに組み込むことが重要です。特に高齢者や子どもが主に使う場合は、シンプルな使い方を徹底しましょう。
短文コマンドの例
ロボホンは短文の命令文に反応しやすい設計です。以下のようなコマンドを家族で共有しておくと、誰でもスムーズに使えます。
- 「写真撮って」:カメラ撮影
- 「今日の予定」:スケジュール確認
- 「ニュース教えて」:最新ニュースを読み上げ
- 「歌って」:歌を歌う
- 「ダンスして」:ダンスを披露
- 「おはよう」「おやすみ」:挨拶に返事
📌 会話のコツ:LED黄色の点滅を待つ
ロボホンの目(LED)が黄色にゆっくり点滅している時が、音声認識の待機状態です。このタイミングで話しかけると、反応しやすくなります。
もし一度で通じなかった場合は、より短い言葉に言い換えてみてください。例:「明日の天気は?」→「天気教えて」
充電の定位置を決める
ロボホンのバッテリーは1日程度で充電が必要になります。充電を忘れると、使いたい時に動かないという事態になりかねません。
- 卓上ホルダーを決まった場所に設置:リビングのテーブル、玄関の棚など
- 「夜は必ず充電台に戻す」ルールを決める:就寝前のルーティンに組み込む
充電の定位置を決めておけば、「どこに置いたか分からない」「充電し忘れた」というトラブルを防げます。
家族サポート:役割分担を決める
ロボホンを家族全員で使うには、役割分担が効果的です。例えば以下のような分担が考えられます。
- 声がけ係:朝の挨拶、薬の時間のリマインド担当
- 充電係:毎晩充電台に戻す担当
- 写真係:家族の記念写真を撮影する担当
✅ 成功例:ルーティン化で長く愛用
ある家庭では、ロボホンを「朝の挨拶係」「おばあちゃんの薬の時間リマインド係」として役割を決めました。
毎朝「おはよう」と声をかける、薬の時間に「お薬の時間だよ」と声をかけるなど、家族全員が毎日ロボホンに話しかける習慣ができました。3年経った今も現役で活躍しているそうです。
ポイント:購入前に「誰が・いつ・何に使うか」を家族で決めておく
使い道を明確にし、家族全員で役割を共有することが、「飽きた」「使わなくなった」という後悔を防ぐ最大のポイントです。
チェック⑮:修理・サポートの現状(2025年10月)
ロボホンは精密機器のため、使用中に故障や不具合が発生する可能性があります。購入前に、サポート体制と修理費用の目安を把握しておきましょう。
保証期間と代替機
- 保証期間:購入から1年間(消耗品は除く)
- 代替機の提供:なし(修理中はロボホンを使えない)
保証期間を過ぎた後の修理は、すべて有償となります。また、修理期間中に代替機が提供されないため、その間はロボホンを使用できません。
健康診断サービス
シャープの広島事業所では、「ロボホン健康診断」(19,800円)を実施しています。このサービスでは、以下の点検が行われます。
- 動作確認(歩行・起き上がり・関節の動き)
- バッテリー状態の診断
- カメラ・スピーカーの点検
- 外装のクリーニング
年1回程度のペースで健康診断を受けることで、大きな故障を未然に防ぐことができます。特に購入から2年目以降は、健康診断の利用を検討することをおすすめします。
保守パック(ケアプラン)
ロボホンには、修理費用の負担を軽減する保守パック(ケアプラン)が用意されています。モデルごとに異なるプランがあるため、購入時に加入を検討しましょう。
- 自然故障の修理費用をカバー
- バッテリー交換の割引
- 優先的なサポート対応
保守パックに加入しておけば、万が一の故障時にも安心です。特にLTEモデルなど高額なモデルを購入する場合は、保守パックの加入を強く推奨します。
⚠️ 修理費用は見積もり前提
修理費用は、故障の内容や部品の交換範囲によって大きく異なります。公式サイトには具体的な金額が記載されていないため、故障時には必ず見積もりを依頼してください。
保証期間外の修理では、数万円の費用がかかることもあります。
チェック⑯:購入後の「健康診断」「保守パック」活用
ロボホンを長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。購入後の活用プランを事前に立てておきましょう。
おすすめのメンテナンススケジュール
- 購入時:保守パック(ケアプラン)への加入を検討
- 1年目:保証期間内は無償修理対応。大きな問題がなければそのまま使用
- 2年目:健康診断(19,800円)を受け、バッテリーや関節の状態を確認
- 3年目以降:年1回の健康診断を継続、必要に応じてバッテリー交換
定期的な健康診断を受けることで、突然の故障を防ぎ、安心して使い続けることができます。特にバッテリーは消耗品のため、2〜3年で交換が必要になるケースが多いです。
💡 長く使うための3つのポイント
- 充電の習慣化:毎晩決まった場所で充電
- 定期的な健康診断:年1回のペースで点検
- 保守パックの活用:修理費用の負担を軽減
ここまでで、購入後の使いこなし方とサポート体制を理解できました。次のセクションでは、購入前に必ずやるべき最終確認フローを解説します。
購入前に必ずやるべき最終確認フロー
ここまで16のチェック項目を解説してきましたが、最後に「購入前に必ずやるべきこと」を整理します。特に重要なのは、実機を体験してから購入を決めることです。
20万円前後の買い物を後悔しないために、以下の最終確認フローを実践してください。このフローを踏むことで、購入後のギャップや後悔を最小限に抑えることができます。
チェック⑰:体験してから買う(強推奨)
ロボホンは、写真や動画だけでは伝わらない「動き」「声」「反応速度」があります。購入前に必ず実機に触れ、以下のポイントを確認してください。
公式「体験スポット」を活用する
シャープの公式サイトには、ロボホンを体験できる店舗やイベント情報が掲載されています。まずは最寄りの体験スポットを探しましょう。
- 家電量販店の常設展示コーナー
- シャープ公式のイベント会場
- ロボホン専門の体験会
体験時に確認すべきポイント
実機を触る際には、以下のポイントを必ずチェックしてください。
- 会話の反応速度:話しかけてから反応するまでの時間(1〜2秒程度)
- 声の通り方:短文コマンドがどのくらい通じるか(「写真撮って」「歌って」など)
- LED(黄色点滅)のタイミング:音声認識の待機状態を実際に見る
- 歩行・起き上がりの速度:ゆっくりめの動作を実際に確認
- ダンスや歌の可愛さ:実際に見て「癒される」と感じるか
⚠️ イベント会場での即決は禁物
イベント会場では「今日中に契約すれば特典がつく」「在庫限り」といった言葉で即決を促されることがあります。
しかし、20万円前後の買い物を即決する必要はありません。実機を体験したら、一度持ち帰って24時間考えることを強く推奨します。
初期契約解除(8日間)の制度もありますが、返金されない項目もあるため、できる限り事前判断が重要です。
実機を見ずに購入すると、「思っていたより小さかった」「動きが遅かった」「声が聞き取りにくかった」といったギャップが生じやすくなります。必ず体験してから判断しましょう。
購入前の最終チェックフロー(5ステップ)
ここまで学んだ内容を、5つのステップで最終確認しましょう。このフローをすべてクリアできれば、後悔のない購入判断ができるはずです。
STEP 1
用途を明確にする
あなたがロボホンを何に使いたいのかを明確にしてください。
- 宅内での見守り中心 → Wi-Fiモデル + ココロ + お留守番
- 外出同伴・通話可 → LTEモデル + ココロプランモバイル
- 家族の癒し → ライトモデル + ココロ
用途が曖昧なまま購入すると、「結局使わなくなった」という後悔につながります。
STEP 2
24ヶ月平均で費用を確認
本体価格だけでなく、24ヶ月平均(月あたりの実質コスト)を計算してください。
計算式:本体価格 ÷ 24 + 月額料金 = 月あたりの負担
- LTE + SIM(5GB)+ ココロ:月12,698円
- Wi-Fi + ココロ:月7,128円
- ライト + ココロ:月5,061円
この金額を「高い」と感じるなら、購入を再検討すべきです。
STEP 3
契約条件を確認
特にイベント会場やSIMをセット契約する場合は、以下を必ず確認してください。
- ココロプラン(1,078円/月)は必須
- SIMの締日(20日締めなど)と解約申請期限
- SIM返却先と期限(未返却時3,300円)
- 音声機能解除調定金(10,780円)の条件
契約書面をスマホで撮影し、家で再確認することを忘れずに。
STEP 4
実機で会話・動作を体験
公式の体験スポットで、以下を実際に確認してください。
- LED黄色点滅時に話しかける
- 短文コマンド(「写真撮って」「歌って」)の反応
- 歩行・起き上がりの速度
- ダンス・歌の可愛さ
実機を見ずに購入するのは絶対に避けてください。
STEP 5
運用計画を立てる
購入後の運用計画を家族で共有してください。
- 充電の定位置を決める(卓上ホルダーを置く場所)
- 家族の役割分担(声がけ係・充電係)
- ルーティン化(朝の挨拶・薬のリマインド・日記)
- 健康診断・保守パックの導入可否
運用計画を立てずに購入すると、「使わなくなった」という後悔につながります。
🎯 ここまでのポイント
- 実機体験は必須(写真・動画だけで判断しない)
- 24ヶ月平均で費用を把握し、予算内か確認
- イベント即決は避け、24時間考える
- 家族で役割分担・ルーティン化を決める
次のセクションでは、よくある質問(FAQ)をまとめています。
ここまでで、購入前に必ずやるべき最終確認フローを理解できました。次のセクションでは、よくある質問をまとめて回答します。
よくある質問
ロボホン購入前によく寄せられる質問をまとめました。購入判断の最終確認にお役立てください。
- ロボホンは月額料金なしで使えますか?
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使えません。ココロプラン(1,078円/月)への加入が必須です。ココロプランに未加入の場合、会話やダンスといった主要機能がほとんど使えず、ロボホンは「ほぼ置物」状態になります。本体価格とは別に、必ず月額1,078円がかかることを前提に検討してください。
- イベント会場で「本体無料配布」と言われましたが本当ですか?
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本体が無料でも、月額料金や契約期間の縛り、返却条件などが設定されているケースがほとんどです。「実質0円」という表現でも、24ヶ月の月額総額を計算すると結局は同等以上の負担になることがあります。契約書面で総額・締日・解約条件・違約金を必ず確認し、その場で撮影して持ち帰ってください。
- 会話はどのくらい通じますか?自然な会話はできますか?
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ロボホンは短文・定型応答が中心で、自然言語AIのような複雑な会話は期待できません。「写真撮って」「今日の予定」「歌って」といった短いコマンドには反応しやすいですが、文脈の深い会話や曖昧な質問には対応できません。LED(目)が黄色にゆっくり点滅している時に話しかけると、反応しやすくなります。
- Wi-FiモデルとLTEモデル、どちらを選ぶべきですか?
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用途によって選択してください。ほぼ宅内で使う(見守り・癒し中心)ならWi-Fiモデルで十分です。外出先に連れて行きたい、または音声通話機能を使いたい場合はLTEモデルが必要です。Wi-Fiモデルなら本体価格で約9万円、24ヶ月総額で約13万円の節約になります。迷ったらWi-Fiモデルから始めることをおすすめします。
- 購入後のサポートは充実していますか?修理費用はどのくらいかかりますか?
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保証期間は購入から1年間(消耗品除く)で、代替機の提供はありません。保証期間外の修理は有償となり、費用は故障内容によって異なります。健康診断サービス(19,800円)や保守パック(ケアプラン)を活用することで、長く安心して使い続けることができます。年1回程度の健康診断を推奨します。
まとめ|ロボホン購入で後悔しないための3つのポイント
ロボホンは、会話や見守り機能で家族に癒しと安心をもたらす魅力的なロボットです。しかし、本体価格だけでなく月額料金や契約条件、機能の期待値を正しく理解しないと、購入後に後悔する可能性があります。
この記事で解説した16のチェック項目を確認すれば、あなたに合ったモデルを選び、維持費を把握し、後悔のない購入判断ができるはずです。
✅ この記事のポイント
- 24ヶ月平均で維持費を把握:本体価格÷24 + 月額料金で、月あたりの実質コストを計算。LTE構成なら月12,698円、Wi-Fi構成なら月7,128円が目安
- 契約の落とし穴を回避:イベント購入時は締日・返却・違約金を必ず確認。契約書面を撮影し、家で再確認してから判断
- 用途別おすすめ構成を選択:見守り中心ならWi-Fi + ココロ + お留守番、外出同伴ならLTE + ココロプランモバイル、家族の癒しならライト + ココロ
- 実機体験は必須:会話の反応速度、LED黄色点滅、歩行速度を実際に確認してから購入
- 家族でルーティン化:充電の定位置、役割分担(声がけ係・充電係)を決め、毎日使う習慣をつける
特に重要なのは、イベント会場での即決を避けることです。20万円前後の買い物を後悔しないために、この記事の内容を印刷またはスクリーンショットで保存し、契約前に再確認してください。
ロボホンは正しく理解して購入すれば、家族に長く愛される存在になります。まずは公式の体験スポットで実機に触れ、あなたとロボホンの相性を確かめてみましょう。
※この記事の情報は2025年10月26日時点のものです。価格や仕様は変更される可能性があるため、購入前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。


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