2026年、映画界にひとつの新しい名前が刻まれようとしています。
その名は空下慎(そらしたまこと)さん。
これまで短編映画で海外映画祭を席巻してきた実力派クリエイターが、ついに商業長編映画『キミノオト』で監督デビューを果たすのです。
江口慶さんと具志川莉央さんのW主演に加え、佐藤二朗さん、柄本明さんという実力派も参加。
和歌山を舞台にした本作の公開が近づくにつれ、「空下慎って一体どんな人物なのか」という声が急増しています。
この記事では、空下慎さんの年齢・出身地といった基本プロフィールから、映画監督になるまでの意外な経歴、そして代表作や受賞歴、長編デビュー作の詳細まで、一気にまとめてご紹介します。
空下慎とは?年齢・出身地・現在の活動をチェック
まずは基本情報から押さえておきましょう。
- 本名(読み):空下慎(そらした まこと)
- 生年月日:1985年5月17日
- 年齢:2026年8月現在、41歳
- 出身地:和歌山県(田辺市・和歌山市にゆかり)
- 肩書き:映画監督・映像クリエイター
- 所属:株式会社FREEGULL(フリーガル)代表
現在は映画制作だけでなく、ミュージックビデオ、企業PV、CM、官公庁関連の映像まで幅広く手がけています。
まさに「映像なら何でも作る」万能クリエイターといえる存在です。
美容師からパチンコ店員へ?映画監督になるまでの異色の経歴
実は空下さん、最初から映画監督を目指していたわけではありません。
そのキャリアは、想像以上に紆余曲折を経ています。
幼少期から映像や写真に興味があった
子どもの頃から絵画や写真が好きだった空下さん。
コンクールにも作品を出品するなど、「何かを表現すること」への興味は早くから芽生えていたようです。
高校卒業後は美容師、そして異業種を渡り歩く
高校卒業後は美容学校へ進学し、美容師として働いた空下さん。
その後のキャリアは、かなり異色です。
- パチンコ店勤務
- 人材教育・コンサルティング業務
- 地域情報誌の編集長
映画監督という現在の肩書きからは想像しにくい経歴ですが、こうした「人・地域・情報」に触れる経験が、後の作品作りに生きているのかもしれません。
転機は28歳。あの伝説的MVとの出会い
大きな転機が訪れたのは28歳頃。
「本当にやりたいことは何なのか」と自分に問い直したことがきっかけでした。
そこで出会ったのが、宇多田ヒカルさんの名曲「traveling」のミュージックビデオ。
監督を務めたのは、映像作家・紀里谷和明さんです。
この作品に大きな衝撃を受けた空下さんは、独学で映像制作をスタートさせます。
さらに驚くのが、その後の行動力。
なんと憧れの紀里谷監督本人に直接連絡を取り、講演を依頼したとされています。
この「動いてしまう力」が、後のキャリアを大きく切り開いていきました。
ウェディング映像からスタートし、活動の幅を拡大
起業当初はウェディング映像を中心に活動していた空下さん。
そこから徐々に活動範囲を広げていきます。
- ミュージックビデオ制作
- 企業PV・CM制作
- 官公庁関連の映像
- ユニバーサルミュージック所属アーティストのPV
映像業界での経験を積み重ねながら、次のステージへ向かう準備を進めていったのです。
空下慎の代表作と受賞歴|短編映画で海外を席巻
2018年、空下さんはついに初監督作品を発表します。
ここから、国内外の映画祭で評価される快進撃が始まります。
『桜が咲く頃 交わした約束は、』(2018年)
シンガーソングライター・松田真将さんの楽曲の世界観を映像化した約20分の短編作品。
地方に暮らす幼なじみ3人の青春と恋愛を、桜や雪景色を背景に描いています。
- 制作費はクラウドファンディングで調達
- スタッフはSNSで募集
- 撮影地は兵庫県豊岡市
- 全カットにCGを多用した美しい映像表現が特徴
そしてこの作品、なんと海外映画祭で二つの快挙を達成します。
- マドリード国際映画祭:最優秀外国語短編映画賞
- ミラノ国際映画祭:ベストビジュアルエフェクト賞
初監督作品からいきなり海外で評価されるとは、驚きの実績です。
『SMILE』
Twitterで話題となった背川昇さんの漫画『顔』を原作にした短編作品。
和歌山市の協力を得て撮影され、出演者には園田あいかさん、竹内力さん、杉本彩さんら実力派が集結しました。
そしてこの作品、フランス・ニース国際映画祭で日本人として初のBest Filmを受賞したとされています。
まさに世界に認められた快挙といえるでしょう。
その他の短編作品
- 『Still On The Journey』:介護施設を舞台にした作品
- 『ちょうちょ』(2024年頃)
どの作品にも共通しているのが、「圧倒的に人と違うもの」を作るという強いこだわりです。
独自の色彩感覚とCG表現は、海外映画祭を強く意識したものだといえます。
いよいよ長編デビュー!『キミノオト』とは?
数々の短編で評価を積み重ねてきた空下さんが、ついに商業長編映画で新たなステージへ進みます。
その作品が『キミノオト』です。
物語のテーマは「音」
本作の大きなテーマとなっているのが“音”です。
- 幼少期のトラウマで他人の音が聞こえてしまう少年・優護
- 孤立しながらも夢を追い続ける少女・理穂
二人が「音」を通じて共鳴し合い、自分の居場所を探していく青春ストーリーが描かれます。
撮影地は空下さんの出身地・和歌山
本作は、空下さんの出身地である和歌山でオールロケが敢行されました。
企画・制作を担当するのは、『月』『ぼくのお日さま』などを手がけてきたRIKIプロジェクトです。
これまで培ってきた「美しい映像表現」が、和歌山の風景とともにどう描かれるのか注目が集まります。
豪華キャスト陣が集結
- 江口慶さん(W主演・優護役)
- 具志川莉央さん(W主演・理穂役)
- 佐藤二朗さん
- 柄本明さん
新人俳優のW主演に加え、実力派俳優陣が脇を固める布陣となっています。
キャストが明かす、現場でのこだわり
主演の江口慶さんは、空下監督について演技の自然さや解釈にこだわっていたとコメントしています。
また具志川莉央さんも、本読みの段階から監督と意見を出し合いながら役やシーンを作り上げたと明かしています。
現場からは、空下監督のこだわりの強さと、俳優との対話を大切にする姿勢がうかがえます。
公開情報
- 公開日:2026年12月25日(金)
- 公開劇場:新宿武蔵野館ほか順次全国公開
予告映像では、和歌山の美しい風景と日常のさまざまな“音”が印象的に描かれており、公開前から期待が高まっています。
まとめ|美容師から映画監督へ、異色のキャリアが生んだ長編デビュー作
美容師、パチンコ店勤務、地域情報誌編集長……。
一見、映画監督とは無縁に見える経歴を積み重ねてきた空下慎さん。
しかし28歳での転機をきっかけに映像の世界へ飛び込み、短編映画で海外映画祭を席巻するまでの実力者へと成長しました。
そして2026年、出身地・和歌山を舞台にした商業長編映画『キミノオト』で、いよいよ新たなステージへ進みます。
短編で培われた美しい映像表現が、長編作品ではどのように進化しているのか。
2026年12月25日の公開に向けて、今後も空下慎さんの動向に注目が集まりそうです。


コメント