「月岡温泉に行きたいけど、熊は大丈夫?」——最近のニュースを見て、そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、月岡温泉の温泉街でも熊の目撃情報があります。新発田市が公開している公式一覧(2026年1月19日時点)には、温泉街の神明社付近や郵便局付近での目撃が記載されています。
ただし、正しい情報を知り、基本的な対策をとれば過度に怖がる必要はありません。この記事では、新発田市・新潟県の公式情報をもとに、出没の実態と観光客ができる対策をわかりやすく整理しました。
この記事でわかること
- 月岡温泉での熊の目撃情報(直近の公式データ)
- 温泉街・周辺で注意すべき場所と時間帯
- 観光客が今日からできる具体的な対策
観光の散策には、熊よけ鈴があると安心です
山側へ足を伸ばす場合は、熊撃退スプレーの携帯も検討しておきましょう
月岡温泉に熊は出る?まず結論(直近の出没実態)
月岡温泉の温泉街でも、公式に熊の目撃情報が確認されています。
直近1年の温泉街での目撃例
新発田市が公開している「令和7年度 新発田市内ツキノワグマ目撃・痕跡情報」(2026年1月19日時点)に、「月岡温泉地内」での目撃が記載されています。
温泉街での目撃例(公式一覧より)
- 2025年11月22日 10:15頃:月岡温泉地内、神明社付近で子グマ1頭を目撃
- 2025年11月22日 12:30頃:月岡温泉地内、月岡温泉郵便局から北東に300mのヤブで子グマ1頭を目撃
出典:新発田市「令和7年度 新発田市内ツキノワグマ目撃・痕跡情報(令和8年1月19日時点)」
温泉街の中心部に近い場所での記録があるため、「月岡温泉には熊が出ない」とは言えない状況です。
冬でも油断は禁物:クマ出没特別警報の延長で警戒が続く
新発田市は、新潟県が発令していた「クマ出没特別警報」について、2026年1月31日まで延長して注意喚起を続けています。
新潟県も同様に、最大級の警戒として「命を守る行動」を呼びかけています。冬だから安心、ということではなく、引き続き油断しない姿勢が求められています。
出典:新発田市「熊の出没にご注意を」(令和7年12月5日更新)/新潟県「クマ出没特別警報」(2025年11月19日更新)
直近の新規掲載は確認できず:ただし油断は禁物
公式一覧(2026年1月19日時点)を見る限り、月岡温泉「地内」での最新の掲載は2025年11月22日です。その後の新規掲載は確認できていません。
ただし「掲載がない=出ていない」ではありません。目撃されなかった、または報告されなかっただけの可能性もあります。出発前には必ず最新情報を確認してください。
どこで目撃された?月岡温泉街・周辺スポットの場所感
温泉街の散策導線にあたる場所でも目撃されています。どこで出たかを知っておくと、歩く際の注意がしやすくなります。
温泉街の中心寄りで出た例(神明社・郵便局付近)
先ほど紹介した2件は、いずれも温泉街の生活圏に近い場所です。
- 神明社付近:温泉街の中にある神社で、散策で立ち寄る方もいる場所
- 温泉郵便局から北東300m:郵便局自体は温泉街のメイン通り沿い。そこから少し離れたヤブでの目撃
「温泉街の中だから大丈夫」とは言い切れないことがわかります。
周辺(月岡地区)でも目撃あり
公式一覧には「月岡温泉地内」とは別に、「月岡地内」(温泉街周辺の地区)での目撃も記載されています。
- 2025年11月25日 7:55頃:月岡地内、月岡公民館から北西に50mの小鳥川沿いで子グマを目撃
- 2025年11月27日 18:50頃:月岡地内、月岡公民館から北に100mの道路上で成獣を目撃
温泉街と周辺は熊の行動範囲が重なっている可能性があります。温泉街の外に出る際も同じ意識で行動するのが安心です。
「月岡温泉地内」と「月岡地内」は別の記載です。混同しやすいですが、前者は温泉街、後者は周辺地区を指しています。
散策スポット(カリオンパークなど)は行く時間帯で注意
月岡温泉街から徒歩圏の定番スポットに「月岡カリオンパーク」があります。新発田市の施設案内によると、温泉街の宿から歩いて5〜10分ほどの距離です。
カリオンパーク自体での目撃は今回の一覧に掲載されていませんが、周辺で目撃がある以上、早朝・夕方は避ける、ヤブや川沿いに近寄らないといった基本を守ると安心です。
月岡温泉の危険度は?どう判断するか
県が「最大級の警戒」を出している状況ですが、過度に怖がる必要はありません。時期や行動パターンを知っておけば、リスクを下げて楽しむことができます。
特別警報は全県向け:県が示す具体的な行動指針とは
新潟県は「クマ出没特別警報」を発令し、2026年1月31日まで警戒強化期間を延長しています。これは県内全域に向けた注意喚起で、月岡温泉だけが特別に危険というわけではありません。
県は具体的に以下の行動を呼びかけています。
- 目撃情報を事前に確認する
- 単独行動を避け、複数で行動する
- 鈴やラジオなど音の出るものを携帯する
- 必要に応じて熊撃退スプレーを携行する
- 早朝・夕方の行動を控える
出典:新潟県「クマ出没特別警報」(2025年11月19日更新)
月岡温泉の熊出没は「秋に集中」の傾向
公式一覧を見ると、月岡温泉地内での目撃は11月に集中しています。これは熊が冬眠前にエサを求めて活発に動く時期と重なります。
- 秋(10〜11月):冬眠前で活動が活発。特に注意が必要な時期
- 冬(12〜2月):冬眠に入る個体が多いが、暖冬や個体差で動く場合も
- 春〜夏:冬眠明けや繁殖期で再び活動。山間部を中心に注意
現状の見方:温泉街での目撃は2025年11月が最新です(2026年1月19日時点)。その後3か月近く新規掲載がないことから、一時的な増加だった可能性があります。ただし警報は延長中のため、油断は禁物です。
安心して観光するための「3つのルール」
危険度を正しく理解したうえで、以下の3点を守れば安心して観光を楽しめます。
- 早朝・夕方・夜の散策は控える
熊が活発に動く時間帯を避けるだけで、遭遇リスクは大きく下がります。 - 単独行動を避け、音の出るものを持つ
複数で行動し、鈴やラジオで自分の存在を知らせましょう。 - 出発前に最新情報を確認する
目撃情報は日々更新されます。当日の朝にチェックする習慣をつけると安心です。
観光客向け:月岡温泉でできる熊対策(持ち物・行動)
特別な装備は必要ありません。ちょっとした持ち物と行動の工夫で、安全に温泉旅行を楽しめます。
持ち物チェックリスト
以下は観光客が手軽に準備できるものです。すべて必須ではありませんが、あると安心です。
- 鈴またはラジオ:音で自分の存在を知らせる基本アイテム
- スマートフォン:緊急連絡・現在地共有・最新情報の確認に
- ライト:夜間や薄暗い時間に移動する場合
- 熊撃退スプレー:県が携行を推奨(使い方は事前に確認を)
熊鈴について:100円ショップでも手に入りますが、音が小さいものもあります。心配な方は登山用品店で選ぶと確実です。
歩き方のポイント
持ち物と同じくらい大切なのが「歩き方」です。以下を意識してみてください。
- 複数で行動する:1人より2人、2人より3人。人数が多いほど熊は近づきにくくなります
- ヤブ・川沿い・見通しの悪い場所に近寄らない:近道をせず、整備された道を歩く
- ゴミや食べ物を外に放置しない:においで熊を引き寄せる原因になります
- 子グマを見ても絶対に近づかない:近くに母グマがいる可能性が高く、非常に危険です
出発前に見るべき最新情報
目撃情報は随時更新されます。出発前に以下をチェックしておくと安心です。
最新情報の確認先
- 新発田市「熊の出没にご注意を」:注意喚起と一覧PDFへのリンク
- にいがたクマ出没マップ(R7最新情報):地図上で目撃場所を確認できる
- 新発田市公式LINE:登録しておくと最新情報が届きます
スマートフォンでブックマークしておくと、旅行当日もすぐに確認できて便利です。
もし熊を見かけたら:通報先・危険な行動・正しい回避行動
万が一熊に遭遇しても、落ち着いて行動すれば被害を防げます。やってはいけないこと・やるべきことを事前に知っておきましょう。
遭遇時の行動フロー
熊を見かけたら、以下の順番で行動してください。
- 距離を取り、安全な場所へ移動する
建物や車の中など、すぐに避難できる場所を探してください。 - 背中を見せず、ゆっくり後退する
熊を刺激しないよう、静かに距離を取ります。走って逃げるのは厳禁です。 - 安全を確保してから通報する
場所・時間・頭数・熊が向かった方向を伝えられると、対応がスムーズです。
やってはいけない危険な行動
パニックになると、つい以下のような行動を取りがちです。絶対に避けてください。
- 走って逃げる:熊の本能を刺激し、追いかけられる危険があります
- 大声で追い払おうとする・近づく:熊を興奮させ、攻撃を誘発する可能性があります
- 子グマに近づく:近くに母グマがいる可能性が高く、最も危険なパターンです
特に注意:子グマを見かけた場合、「かわいい」と思っても絶対に近づかないでください。母グマは子を守るために攻撃的になります。
通報先一覧
熊を目撃したら、安全を確保したうえで以下に連絡してください。
- 新発田市役所:0254-22-3030(代表)
- 新発田警察署:0254-23-0110
- 月岡カリオンパーク:0254-32-3948
- 緊急時:110
通報の際は「いつ・どこで・何頭・どちらへ向かったか」を伝えると、対応が早くなります。
よくある質問(FAQ)
- 月岡温泉の温泉街にも熊は出ますか?
-
はい、温泉街でも目撃情報があります。新発田市の公式目撃情報一覧(2026年1月19日時点)に、神明社付近や温泉郵便局付近での目撃が記載されています。温泉街だから安全とは言い切れませんので、基本的な対策を心がけてください。
- 冬でも熊は出ますか?
-
冬眠に入る個体が多いですが、油断は禁物です。新潟県の「クマ出没特別警報」は2026年1月31日まで延長されています。暖冬や個体差により、冬でも活動する熊がいる可能性があります。
- 熊鈴は本当に効果がありますか?
-
効果があるとされています。熊は基本的に人間を避ける習性があり、音で自分の存在を知らせることで遭遇を防ぎやすくなります。新潟県も「鈴やラジオの携帯」を推奨しています。
- 熊撃退スプレーは必要ですか?
-
必須ではありませんが、県は携行を推奨しています。温泉街の散策程度であれば、鈴や複数行動などの基本対策で十分なケースが多いです。山間部に入る予定がある方や、より安心したい方は検討してもよいでしょう。使用方法は事前に確認しておいてください。
- 最新の目撃情報はどこで確認できますか?
-
新発田市・新潟県の公式サイトで確認できます。新発田市の「熊の出没にご注意を」ページや、新潟県の「にいがたクマ出没マップ」が便利です。出発前に最新情報をチェックする習慣をつけると安心です。
まとめ
月岡温泉での熊の出没状況と対策について解説しました。最後に要点を整理します。
- 温泉街でも目撃あり:2025年11月に神明社付近・郵便局付近で子グマの目撃が公式に記録されています
- 警報は延長中:新潟県の「クマ出没特別警報」は2026年1月31日まで。冬でも油断は禁物です
- 秋に集中傾向:温泉街での目撃は11月に集中。その後3か月近く新規掲載なし(2026年1月19日時点)
- 基本対策で安心:早朝夕方を避ける・複数行動・音を出す・最新情報を確認する
- 遭遇時は冷静に:走らない・背中を見せない・安全確保後に通報
最も大切なのは、出発前に最新情報を確認することです。目撃情報は日々更新されます。当日の朝にチェックしてから出かけると、より安心して月岡温泉を楽しめます。
主要な出典・確認先
※本記事は2026年1月20日時点の公式発表・報道をもとに作成しています。最新の状況は、必ず自治体などの公式情報もあわせてご確認ください。


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