飲食店に入って席に座り、「さあ注文しよう」と思った矢先に求められる「LINEでの友だち登録」。
ただご飯を食べたいだけなのに、個人的な連絡先を求められたり、後から不要な宣伝メッセージが届いたりすることに、うんざりしている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、2026年現在、すべてのお店でLINE登録が求められるわけではありません。
多くの有名チェーン店では、LINEを通さずに、これまで通り安心して注文できる仕組みが整っています。2024年に行われた株式会社ぐるなびの調査でも、スマホ注文の満足度は高い一方で、使い勝手はお店によって大きく異なることがわかっています。
この記事でわかること
- LINE登録が「原則不要」な安心のチェーン店リスト
- LINE登録へ「誘導されやすい」お店の裏事情
- LINEを強制された時の、角が立たないスマートな回避術
LINE登録が「原則不要」なチェーン店一覧
大手チェーン店の多くは、自社専用のアプリを作ったり、各テーブルに専用のタッチパネル(タブレット)を設置したりしているため、原則としてお客さんのLINEを使う必要がありません。(※店舗の規模や時期により一部例外もあります)
ファストフード系
- マクドナルド・モスバーガー
自社のアプリや、インターネット画面(Safariなど)からそのまま注文できます。店頭にある大きなタッチパネル端末や、有人のレジも利用でき、LINEは不要です。 - ケンタッキー・バーガーキング
こちらも自社の公式アプリやWeb注文が基本です。最近は店頭のセルフレジも増えており、自分のペースで注文できます。
ファミレス・定食系
- ガスト(すかいらーく系列)・すき家
基本的に全席に「お店のタブレット」が備え付けられているため、自分のスマホを取り出す必要すらありません。 - サイゼリヤ
自分のスマホでQRコードを読み取りますが、LINEは起動しません。専用の注文画面が開き、メニュー番号を打ち込むだけで完結します。卓上のベルを鳴らして、店員さんに直接注文することも可能です。(※以前の「紙の注文用紙」は多くの店舗で廃止されています) - 大戸屋・やよい軒
お店のタブレットや、入店時の券売機が基本です。ただし、大戸屋の一部店舗ではQRコード注文への切り替えも進んでいます。
居酒屋・回転寿司・その他
- くら寿司・スシロー
店内のタブレットで完結します。ただし、家から「事前の座席予約」や「お持ち帰り」をする際には、LINEの利用を勧められることがあります。 - 焼肉きんぐ
食べ放題の制限時間内に「注文できない」というトラブルを防ぐため、通信が安定したお店のタブレットが全席に完備されています。 - コメダ珈琲店
店員さんが直接注文を聞きに来てくれる「フルサービス」が基本です。一部店舗ではスマホ注文も始まっていますが、専用アプリが必要になるお店もあるため、面倒な時は店員さんに声をかけるのが一番です。
LINE登録が「推奨・誘導」されるチェーン店一覧
一方で、中規模の居酒屋チェーンや、一部のお持ち帰り(テイクアウト)では、LINEを通した注文へ誘導されるケースが増えています。
ワタミ系列などの中小・個人居酒屋
テーブルのQRコードを読み込むとLINEが立ち上がり、「友だち追加」を求められるお店があります。
これは、お店側が「専用の注文システムをゼロから作る費用」を節約しつつ、後日お得なクーポンなどを送って再来店につなげたい、という事情があるためです。
吉野家・松屋(主にテイクアウト)
店内で食べる時はタブレットや口頭注文が中心ですが、事前の「お持ち帰り予約」をする際には、面倒な会員登録を省くためにLINEの利用が推奨されています。(公式アプリや、通常のインターネット画面からの注文も可能です)
アナログ注文を貫くお店もあります
効率化よりも、お店の雰囲気や「手作り感」を守るために、あえてスマホ注文を導入していない有名店もあります。
- 丸亀製麺
2024年にスマホ注文のサービスを終了し、現在はテイクアウトも含めて「目の前で茹でたてのうどんを口頭で注文する」という昔ながらの対面方式に統一されています。 - 一蘭(ラーメン)
入店時の券売機と、席での「オーダー用紙(好みを赤ペンで記入)」の組み合わせです。スマホを使わず、店員さんと顔を合わせずに注文できる独自の仕組みが完成されています。
LINE注文がイヤな時のスマートな回避術
もし入ったお店でLINEの連携画面が出てしまっても、焦る必要はありません。実は、とても簡単な裏ワザが隠されています。以下の方法で、ストレスなく注文を乗り切りましょう。
- 【おすすめ】「許可する」を押す前に「友だち追加」のチェックを外す
QRコードを読み取ると、最初に「以下を許可します」というLINEの確認画面が出ます。実はこの時、画面の右端あたりに小さく緑色の「友だち追加」というチェックマークが入っています。一番下の大きな「許可する」ボタンを押す前に、このチェックをタップして外すだけで、注文はできるのに友だち登録はされない(後から通知も来ない)という快適な状態にできます。 - 「ブラウザで注文」のボタンを探す
LINEの登録画面が出ても、画面の端や下の方に小さく「ブラウザ(そのまま)で注文する」という文字が用意されているお店が多いです。まずは画面の隅々を確認してみてください。 - とりあえず登録して、お店を出たら「即ブロック」する
もし間違えて友だち追加してしまっても大丈夫です。その場は注文のためと割り切って使い、食事が終わってお店を出た瞬間に、LINEの設定から「ブロック」や「削除」をしてしまうのも、非常に有効な自衛手段です。 - 店員さんに直接お願いする
「スマホの調子が悪い」「LINEは使っていない」と伝えれば、お店側は嫌な顔一つせず、タブレットを貸してくれたり、口頭で注文を受けてくれたりします。遠慮せずに声をかけてみましょう。
スマホ注文に関するよくある質問(FAQ)
- ガラケーしか持っていませんが、注文できますか?
-
はい、大丈夫です。スマホ専用に見えるお店でも、店員さんに直接声をかければ、必ず口頭で注文を受けてくれます。
- LINEをブロックしたら、お店にバレて迷惑がかかりませんか?
-
お店側に「誰がブロックしたか」という個人的な通知がいくことはありません。迷惑はかかりませんので、不要なら安心してブロックしてください。
- クーポンが欲しい場合は、LINE登録するしかないですか?
-
マクドナルドやケンタッキーなど、お店独自の「公式アプリ」がある場合は、LINEを通さなくてもアプリ内でクーポンをもらうことができます。
- 「友だち追加」のチェックを外しても、ちゃんと注文は通りますか?
-
はい、全く問題なく注文できます。あのチェックはあくまで「お店のお知らせを受け取るかどうか」の選択なので、外しても注文システム自体には影響しません。安心して外してください。
まとめ:LINEがイヤなら「不要な店」を賢く選ぼう
飲食店のデジタル化はどんどん進んでいますが、「ただご飯を食べたいだけなのに、個人的なスマホの情報を差し出すのは嫌だ」と感じるのは、ごく自然なことです。
今回の記事のポイントをまとめました。
- マクドナルド、サイゼリヤ、ガストなどの大手は原則LINE不要。
- 「許可する」を押す前にチェックを外すのが、最も簡単で強力な回避術。
- もし登録してしまっても、お店を出た後に「即ブロック」すればOK。
- どうしても困った時は、遠慮せず「口頭で注文」をお願いする。
「LINEの友だち登録はしたくない」という方は、今回ご紹介した「原則不要のチェーン店」や「お店のタブレットが完備されているお店」をぜひ選んで、心置きなく外食を楽しんでくださいね。
主要出典・参考データ
- 丸亀製麺 公式サイト「モバイルオーダーサービス終了のお知らせ」(2024年10月)
- 株式会社ぐるなび「モバイルオーダー利用経験・満足度調査」(2024年)
- 各飲食チェーン公式サイト(利用方法・注文システム案内)
※この記事の内容は、2026年3月20日時点の情報をまとめたものです。飲食店の注文システムは日々新しくなっているため、お店によっては内容が変更されている場合があります。最新の情報は、各店舗の公式サイトや店頭でご確認ください。


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